(仮訳)Apiognomonia属のタイプ種A. venetaとそのDiscula型アナモルフは、A. errabundaと異なる
Sogonov, MV. et al. 2007. The type species of Apiognomonia, A. veneta, with its Discula anamorph is distinct from A. errabunda. Mycological Research. Available at: https://doi.org/10.1016/j.mycres.2007.03.013 [Accessed May 6, 2025] 【R3-12771】2025/5/6投稿

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3行まとめ

Apiognomonia venetaA. errabundaについて再検討を実施し、両種がごく近縁であるが別種であると結論づけた。
Discula nervisequaDiscula属の基準種であり、A. venetaのアナモルフであることを示したほか、検討した多数の学名をシノニムあるいは誤同定とした。
また、タイプ標本を再検討し、D. umbrinellaA. errabundaのアナモルフではなく別種であることを示した。
Switzerland, Geneva, park along Le Rhône river

(その他掲載種)

Apiognomonia veneta (Saccardo & Spegazzini) Höhnel
※本種のエピタイプ、レクトタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Apiognomonia errabunda
西欧、北米に分布する
形態的に類似している(僅かしか違いがない)
子嚢殻の嘴の長さの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢殻の嘴が長い
本種より子嚢胞子頂部が僅かに先細りにならない
本種ほど培養下で分生子果を豊富に形成しない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Switzerland, Vaud, Chexbres, La Cornalla

(その他掲載種)

Apiognomonia errabunda (Roberge ex Desmazières) Höhnel
※本種のエピタイプ、レクトタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Apiognomonia veneta
西欧、北米に分布する
形態的に類似している(僅かしか違いがない)
子嚢殻の嘴の長さの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢殻の嘴が短い
本種より子嚢胞子頂部が僅かに先細りになる
本種より培養下で分生子果を豊富に形成する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される