広義のTrichoderma asperellumは2種の隠蔽種からなる

Samuels, GJ. et al., 2010. Trichoderma asperellum sensu lato consists of two cryptic species. Mycologia. …. Available at: http://www.mycologia.org/content/102/4/944.short [Accessed December 1, 2014].
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3行まとめ
  1. 全世界のTrichoderma asperellum(広義)の菌株を用いて複数遺伝子に基づく分子系統解析、SPDマーカー解析、MALDI-TOF MSによるプロテオーム解析を行った。
  2. その結果、本種が同所的に分布する2種の隠蔽種からなることを見出し、そのうち一方をT. asperelloidesとして新種記載した。
  3. 各解析における多様な結果から、T.asperellumの種内でさらなる種分化が起こっていることが示唆された。
掲載種 (3)
NEW(新種)
Trichoderma asperelloides↗
Samuels
語源…Trichoderma asperellum類似の
📍Vietnam, Tiền Giang Province地図で開く ↗
比較 (2)
↗
○生物地理学的分化が認められない(汎世界的、同所的に分布する)
○形態的に区別できないほど類似している
○分生子柄の形状で区別できない
○フィアライドのサイズで区別できない
○分生子のサイズで区別できない
○厚壁胞子を形成する
○コロニーの生長速度で区別できない
○コロニーの外見で区別できない
○EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で近縁
✕本種より普通種である
✕本種より湿った土壌を好むと見られる
✕EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITS2領域に1塩基の差異)
✕SPDマーカー解析のタイピングパターンで区別される
✕MALDI-TOF質量分析によるプロテオーム解析の結果が顕著に異なる
↗
○フィアライドのサイズの範囲が重なる
○EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりフィアライドが十字輪生ではなく箒状に配列する
✕本種と異なり分生子頭が乾性ではなく湿性
✕本種より分生子のサイズが大きい
✕本種より分生子のQ値が大きい
✕本種と異なり分生子表面が微細なトゲ状ではなく平滑
✕本種より30-35°Cでのコロニーの生長が遅い
✕本種と異なり最適生長温度が25-30°Cではなく25°C
✕EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
✕MALDI-TOF質量分析によるプロテオーム解析の結果が顕著に異なる
その他掲載種(その他掲載種)
Trichoderma yunnanense
Z.F. Yu & K.Q. Zhang
比較 (3)
↗
○フィアライドのサイズの範囲が重なる
○EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりフィアライドが箒状ではなく十字輪生に配列する
✕本種と異なり分生子頭が湿性ではなく乾性
✕本種より分生子のサイズが小さい
✕本種より分生子のQ値が小さい
✕本種と異なり分生子表面が平滑ではなく微細なトゲ状
✕本種より30-35°Cでのコロニーの生長が速い
✕本種と異なり最適生長温度が25°Cではなく25-30°C
✕EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
✕MALDI-TOF質量分析によるプロテオーム解析の結果が顕著に異なる
↗
○フィアライドのサイズの範囲が重なる
○EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりフィアライドが箒状ではなく十字輪生に配列する
✕本種と異なり分生子頭が湿性ではなく乾性
✕本種より分生子のサイズが小さい
✕本種より分生子のQ値が小さい
✕本種と異なり分生子表面が平滑ではなく微細なトゲ状
✕本種より30-35°Cでのコロニーの生長が速い
✕本種と異なり最適生長温度が25°Cではなく25-30°C
✕EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
✕MALDI-TOF質量分析によるプロテオーム解析の結果が顕著に異なる
↗
✕本種より分生子柄がGliocladium属類似である
✕本種と異なり分生子が楕円形ではなく類球形に近い
✕本種ほど厚壁胞子を盛んに形成しない
✕系統的に遠縁である
その他掲載種(その他掲載種)
Trichoderma asperellum↗
Samuels, Lieckfeldt & Nirenberg
比較 (2)
↗
○生物地理学的分化が認められない(汎世界的、同所的に分布する)
○形態的に区別できないほど類似している
○分生子柄の形状で区別できない
○フィアライドのサイズで区別できない
○分生子のサイズで区別できない
○厚壁胞子を形成する
○コロニーの生長速度で区別できない
○コロニーの外見で区別できない
○EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で近縁
✕本種ほど普通種でない
✕本種ほど湿った土壌を好む傾向がない
✕EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ITS2領域に1塩基の差異)
✕SPDマーカー解析のタイピングパターンで区別される
✕MALDI-TOF質量分析によるプロテオーム解析の結果が顕著に異なる
↗
○フィアライドのサイズの範囲が重なる
○EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりフィアライドが十字輪生ではなく箒状に配列する
✕本種と異なり分生子頭が乾性ではなく湿性
✕本種より分生子のサイズが大きい
✕本種より分生子のQ値が大きい
✕本種と異なり分生子表面が微細なトゲ状ではなく平滑
✕本種より30-35°Cでのコロニーの生長が遅い
✕本種と異なり最適生長温度が25-30°Cではなく25°C
✕EF1-α、rpb2、actに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
✕MALDI-TOF質量分析によるプロテオーム解析の結果が顕著に異なる
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産業/食用/文化
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