ヒトの爪から分離された新種Trichophyton onychocola
Hubka, V., et al., 2014. Trichophyton onychocola sp. nov. isolated from human nail. Medical Mycology …. Available at: http://mmy.oxfordjournals.org/content/early/2014/01/05/mmy.myt010.short [Accessed January 27, 2014].
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3行まとめ
- チェコ・プラハの病院で遠位側縁爪甲下爪白癬症の既往があると思われる33歳男性の足の爪から分離された菌を、Trichophyton onychocolaとして新種記載した。
- 本種は帯黄色のコロニーを形成し、いくつかの培地でリバースが赤色であり、ウレアーゼ試験陽性、毛髪穿孔試験陰性である点などで特徴づけられた。
- 本種は素寒天培地上で髪の毛を唯一の栄養源として良好に生育し、裸子囊殻様の構造を形成した。
掲載種 (1)
NEW(新種)
Trichophyton onychocola
語源…爪に生える
Czech Republic, Prague, General University Hospital in Prague地図で開く ↗
比較 (3)
中欧に分布する
哺乳類から分離されている
ITS領域の配列類似度が96-97%
ITS、benA、RPB2、act1の各遺伝子に基づく分子系統解析でいずれも近縁
本種と異なり大分生子を形成することがある(2-4細胞)
本種と異なりコロニーが顕著な淡黄色にならない
本種と異なりSGA、PCA、PDA培地などでのリバースが赤色にならない
本種と異なり30°Cで生育しない
本種と異なり毛髪穿孔試験が陽性
ITS、benA、RPB2、act1の各遺伝子に基づく基づく分子系統解析で明瞭に区別される
中欧に分布する
哺乳類から分離されている
最大生長温度が30°C付近
27°Cから30°Cでのコロニーの生長速度が類似している
ITS、benA、RPB2、act1の各遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり大分生子を形成する(2-6細胞)
本種と異なり直径15 μmにも達する大型の厚壁胞子を形成する
本種と異なり全ての培地で菌糸体が束状または綿毛状になる
本種と異なり寒天培地上の滅菌毛髪に子嚢果様の構造を形成しない
本種と異なりコロニーが顕著な淡黄色にならない
本種と異なりSGA、PCA、PDA培地などでのリバースが赤色にならない
ITS、benA、RPB2、act1の各遺伝子に基づく基づく分子系統解析で明瞭に区別される
ITS、benA、RPB2、act1に基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢果の菌糸の幅が広い
本種と異なり子嚢果の菌糸のくびれる部分が短く、骨のような形ではなくハンバーガーのような形である
本種と異なり大分生子を形成する(2-4細胞)
本種がヘテロタリックと考えられているのに対してホモタリックである
本種よりMEA培地でのコロニーの生長が速い
本種と異なりコロニーが顕著な淡黄色にならない
本種と異なりSGA、PCA、PDA培地などでのリバースが赤色にならない
本種と異なり34°Cで生育可能
ITS、benA、RPB2、act1の各遺伝子に基づく基づく分子系統解析で明瞭に区別される