2021年2月7日 (仮訳)ビンロウの壊死小葉に関連する2種の菌類 To-anun, C. et al., 2009. Two fungi associated with necrotic leaflets of areca palms (Areca catechu). Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11557-009-0583-7 [Accessed February 7, 2021] 【R3-08122】2021/2/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チエンマイ県においてビンロウの小葉に壊死を引き起こした菌を検討した。 そのうちの一種をCercospora arecacearumとして新種記載した。 また、Neorehmia arecaeをタイ新産種として報告し、Wallichia siamensisを新宿主として報告した。 Thailand, Chiang Mai province, Mae Taeng district, Pa Pae village, Mushroom Research Centre (新種) Cercospora arecacearum Hidayat & Meeboon 語源…ヤシ科の 【よく似た種との区別】 Cercospora apii 同じヤシ科植物を宿主とする ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり多犯性菌である 本種と異なり子座が良好に発達するという特徴を欠く 本種より子座のサイズが小さい 本種ほど分生子柄が強い膝折状でない 本種と異なり分生子柄の分枝が稀でない Cercospora raphiae 同じヤシ科植物を宿主とする 子座が良好に発達する 葉の両面に病斑を生じる 分生子が単生する 分生子が無色 本種と異なりコロニーが葉の両面ではなく下面に生じる 本種より子座のサイズが小さい 本種と異なり分生子柄が密に束生するのではなく散開状に束生する 本種より分生子柄の幅が広い 本種ほど分生子柄が膝折状でない 本種と異なり分生子柄が稀に分枝するのではなく分枝しない 本種より分生子柄が短い 本種より分生子の幅がずっと広い 本種と異なり分生子が針状ではなく倒棍棒状円筒形 本種と異なり分生子のへそが僅かに厚い Cercospora palmae-amazonensis 同じヤシ科植物を宿主とする 葉の両面に病斑を生じる コロニーが葉の両面に生じる 分生子柄が密に束生する 分生子が単生する 本種より子座のサイズが小さい 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子柄が稀に分枝するのではなく分枝しない 本種ほど分生子柄が強い膝折状でない 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子が無色ではなく暗色 本種と異なり分生子が針状ではなく倒棍棒形 (タイ新産種) Neorehmia arecae (Syd.) Samuels & M.E. Barr