2024年5月22日 (仮訳)ブラジル産のホシゴケ目地衣2新種 Silva, TEF. et al. 2024. Two new Arthoniales species (lichenized Ascomycota) from Brazil. Revista de Gestão Social e Ambiental. Available at: https://doi.org/10.24857/rgsa.v18n4-022 [Accessed May 22, 2024] 【R3-11724】2024/5/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、バイーア州からStirtonia juaensisおよびCryptothecia paramacrocephalaの2新種を記載した。 前者は地衣体が白色で子嚢形成部位が点状、子嚢が8胞子性、子嚢胞子に3-4隔壁を有することなどで特徴づけられた。 後者は地衣体が白色痂状でひび割れ、子嚢胞子に5-7×1-3隔壁を有し、類似種とは形態形質や地衣成分などが異なっていた。 Brazil, Bahia, Paulo Afonso, Juá, Sítio Parença (新種) Stirtonia juaensis T.E.F. Silva, M. Cáceres, Aptroot & N.S. Vitória 語源…ジュアー産の 【よく似た種との区別】 Stirtonia alba 地衣体がUV陰性 子嚢が8胞子性 子嚢胞子の上部細胞が膨大する 本種と異なり子器が点状ではなくリレラ状 本種より子嚢胞子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(2-)3-4ではなく4-5 本種と異なり地衣成分としてペルラトリン酸を含む Stirtonia ghattensis 子嚢胞子の上部細胞が膨大する 本種と異なり地衣体がUV陰性ではなくUV+白色 本種と異なり子器が点状ではなくリレラ状 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく4-6胞子性 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(2-)3-4ではなく5(-7) Stirtonia santessonii 子嚢が8胞子性 子嚢胞子の上部細胞が膨大する 本種と異なり地衣体が白色ではなく淡褐色 本種と異なり地衣体がUV陰性ではなUV陽性 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(2-)3-4ではなく7 Brazil, Bahia, Paulo Afonso, Juá, Sítio Parença (新種) Cryptothecia paramacrocephala T.E.F. Silva, M. Cáceres, Aptroot & N.S. Vitória 語源…para+Cryptothecia macrocephala 【よく似た種との区別】 Cryptothecia macrocephala 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢が8胞子性 地衣体がUV陰性 本種と異なり地衣体が初生菌糸体の褐色の線に囲まれる 本種と異なり地衣体がK+黄色ではなくK陰性である 本種より子器のサイズが小さい 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5-7×1-3ではなく7-9×1-3 本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含む Cryptothecia submacrocephala 子嚢が8胞子性 地衣体がUV陰性 本種より子器のサイズが小さい 本種より子嚢が短い 本種より子嚢の幅が広い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5-7×1-3ではなく5(-7) 本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含む