2018年4月25日 (仮訳)Candida friedrichii類縁の子嚢菌アナモルフ酵母2新種:タイにおいて分離された新種Candida jarooniiおよびCandida songkhlaensis Imanishi, Y. et al., 2008. Two new ascomycetous anamorphic yeast species related to Candida friedrichii – Candida jaroonii sp. nov., and Candida songkhlaensis sp. nov. – isolated in Thailand. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://doi.org/10.1007/s10482-008-9242-2 [Accessed: April, 24 2018]. 【R3-05064】2018/4/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイにおいて昆虫の糞、ホウライタケ属の一種の子実体、花、ジャックフルーツの滲出物から分離されたアナモルフ酵母を検討した。 分子系統解析を行い、Candida jarooniiおよびC. songkhlaensisの2新種を記載した。 両種はITS領域の塩基配列のほか、DNA-DNAハイブリダイゼーションやパルスフィールドゲル電気泳動による核型分析により識別された。 Kao-Yaow, Pattani, Thailand (新種) Candida jaroonii Imanishi, Jindam., Mikata, Nagak., Potacharoen, Tantich. & Nakase 語源…Jaroon Kumnuanta博士に献名 【よく似た種との区別】 Candida songkhlaensis タイに分布する 37°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 GC含量の範囲が重なる 本種とITS領域の塩基配列が異なる(6塩基の置換、類似度99.4%) 本種とDNA-DNAハイブリダイゼーションのホモロジー値で識別される 本種とパルスフィールドゲル電気泳動による染色体プロファイルが明瞭に異なる Candida friedrichii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 GC含量が類似している 本種と異なりメリビオース、ラフィノース、ガラクチトールを資化可能 本種と異なりD-グルコン酸、D-グルコサミンを資化不能 本種と異なり37°Cで生育不能 本種とITS領域の塩基配列が異なる(30塩基の置換、類似度96.9%) Nam Tok Tone-Nga-Chang Waterfall, Songkhla, Thailand (新種) Candida songkhlaensis Imanishi, Jindam., Mikata, Nagak., Potacharoen, Tantich. & Nakase 語源…ソンクラー産の 【よく似た種との区別】 Candida jaroonii タイに分布する 37°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 GC含量の範囲が重なる 本種とITS領域の塩基配列が異なる(6塩基の置換、類似度99.4%) 本種とDNA-DNAハイブリダイゼーションのホモロジー値で識別される 本種とパルスフィールドゲル電気泳動による染色体プロファイルが明瞭に異なる Candida friedrichii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 GC含量が類似している 本種と異なりメリビオース、ラフィノース、ガラクチトールを資化可能 本種と異なりD-グルコン酸、D-グルコサミンを資化不能 本種と異なり37°Cで生育不能