2016年5月5日 (仮訳)サーコスポロイド不完全糸状菌の2新種 Braun, U., Kummer, V. & Hönig, L., 2015. Two new cercosporoid hyphomycetes. Schlechtendalia. Available at: http://public.bibliothek.uni-halle.de/index.php/schlechtendalia/article/view/71-75 [Accessed May 4, 2016]. 【R3-02895】2016/05/05投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ドイツ、ブランデンブルク州においてコゴメビユに生じた菌を検討し、Cercospora herniariaeとして新種記載した。 また、中国江西省においてDaphniphyllum pentandrumに生じた菌を検討し、Pseudocercospora daphniphyllicolaとして新種記載した。 前者は同じナデシコ科植物を宿主とするC. apii種複合体と、後者は同じユズリハ属植物を宿主とするPseudocercospora daphniphylliと、それぞれ形態的に異なっていた。 Germany, Brandenburg, Landkreis Dahme-Spreewald, Märkisch Buchholz, Köthen (新種) Cercospora herniariae U. Braun & V. Kumm. 語源…コゴメビユ属の 【よく似た種との区別】 Cercospora apii 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子形成部位が微小ではなく大型 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が尖った糸状~倒棍棒状円筒形ではなく常に針状 本種より分生子のへその幅が広い Pseudostellaria davidii 同じナデシコ科植物を宿主とする 本種と異なりドイツではなくブラジル、キューバ、エルサルバドル、および日本に分布する 本種と形態的にかなり異なる Cercospora lychnidis 同じナデシコ科植物を宿主とする 本種と異なりドイツではなく米国ウィスコンシン州に分布する 本種と異なりコゴメビユではなくSilene coronariaを宿主とする 本種より分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄が初めほぼ無色、のちに淡褐色~褐色または帯オリーブ褐色ではなく褐色 本種と異なり分生子柄の隔壁数が0-3(-4)ではなく複数 本種と異なり分生子形成部位が微小ではなく大型 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が尖った糸状~倒棍棒状円筒形ではなく針状 本種より分生子のへその幅が広い Cercospora drymariae 同じナデシコ科植物を宿主とする 本種と異なりドイツではなくインド、日本、およびベネズエラに分布する 本種と異なりコゴメビユではなくDrymaria cordataを宿主とする 本種より分生子柄の幅がずっと広い 本種より分生子形成部位のサイズが大きい 本種より分生子の幅が広い 中国江西省上饒市徳興市新崗山鎮 (新種) Pseudocercospora daphniphyllicola U. Braun & Hönig 語源…ユズリハ属に生息する 【よく似た種との区別】 Pseudocercospora daphniphylli 同じユズリハ属植物を宿主とする 本種と異なり中国ではなく日本などに分布する 本種と異なりDaphniphyllum pentandrumではなくユズリハなどを宿主とする 本種と異なり宿主内部に菌糸体を形成するのではなく表在性 本種と異なり分生子柄が常に束をなすのではなく単生する 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が有色ではなく無色 本種と異なり分生子の隔壁数が1–7ではなく最大12