2014年6月2日 (仮訳)タイ産Curvularia属菌の2新種 Manamgoda, DS., et al., 2012. Two new Curvularia species from northern Thailand. Sydowia. Available at: http://www.cabdirect.org/abstracts/20133060908.html [Accessed June 1, 2014]. 【R3-00769】2014/06/02投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ北部で草本および腐朽材から分離されたCurvularia属菌を、C. alcorniiおよびC. asianensisとして新種記載した。 両種は腐生菌で、前者はトウモロコシおよびキビ属の一種に、後者はイネ、サトウキビ、キビ属の一種、タケに発生した。 ITS+EF1-a+GPDH+LSUに基づく分子系統解析で、両種は既知種と明瞭に異なるクレードを形成し、子座の有無や分生子柄、分生子などの形態でも区別された。 Thailand, Chiang Rai Province, Muang District, Thasud Sub district, roadside in front of Mae Fah Luang University (新種) Curvularia alcornii Manamgoda, L. Cai & K. D., Hyde 語源…J. L. Alcornに献名 【よく似た種との区別】 Curvularia lunata 分生子のサイズが類似している ITS+EF1-a+GPDH+LSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+EF1-a+GPDH+LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Curvularia lunata var. aeria 本種と異なり宿主上に子座を形成する 本種とITS領域の塩基配列が異なる Thailand, Chiang Rai Province, Muang district, Thasud subdistrict, Mae Fah Luang University Park (新種) Curvularia asianensis Manamgoda, L. Cai & K. D. Hyde ※論文中に一部”Curvularia asiatica“と誤記されている箇所がある 語源…アジア産の 【よく似た種との区別】 Curvularia geniculata ITS領域の塩基配列が一致する 本種より分生子柄が短い 本種と異なり分生子に直線状のものと屈曲するものが混じらず、通常顕著に屈曲する 本種と異なり分生子が3-4隔壁ではなくほぼ常に4隔壁 Curvularia fallax ITS領域の塩基配列が一致する 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が3-4隔壁ではなくほぼ常に4隔壁 Curvularia affinis ITS領域の塩基配列が一致する 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が3-4隔壁ではなくほぼ常に4隔壁