2024年4月2日 (仮訳)中国雲南省産のLyophyllum属2新種 Li, S. et al. 2024. Two New Lyophyllum Species from Yunnan, China. Diversity. Available at: https://www.mdpi.com/1424-2818/16/4/210 [Accessed April 2, 2024] 【R3-11572】2024/4/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省からLyophyllum bulborhizumとL. nigrumの2新種を記載した。 前者は子実体がほとんどの場合単生し、子実体表面に黒色鱗片が豊富で、柄基部が塊茎状、側および縁シスチジアが狭円筒形または狭棍棒形であること、後者は子実体が束生し、傘が暗灰色、柄が類棍棒形、側および縁シスチジアが狭円筒形または狭棍棒形であることなどで特徴づけられた。 また、L. rhombisporumの形態学的検討および分子系統解析を実施した。 中国雲南省楚雄市武定県獅山鎮Laoxiongqing村 (新種) Lyophyllum bulborhizum S.M. Tang & S.H. Li 語源…塊茎の根の(柄基部の形状から) 【よく似た種との区別】 Lyophyllum subalpinarum 中国に分布する 傘が淡褐色~帯灰褐色 担子胞子が不規則な菱形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄が塊茎状ではなく円筒形 本種より担子胞子の幅が比較的狭い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国雲南省楚雄市武定県獅山鎮Laoxiongqing村 (新種) Lyophyllum nigrum S.M. Tang & S.H. Li 語源…黒い(襞が傷つくと黒変することから) 【よく似た種との区別】 Lyophyllum sykosporum(カクミノシメジ) 東アジアに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく日本などに分布する 本種男夫tなり柄頂部表面が類白色の粉状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Lyophyllum rhombisporum S. H. Li & Y.C. Zhao 【よく似た種との区別】 Lyophyllum infumatum ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄が中実 本種より担子器の幅が比較的狭い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される