2023年5月29日 (仮訳)ブラジル産のマメ科植物を宿主とするさび菌2新種 Yepes, MS. & Carvalho, AA. Jr. 2014. Two new rust species on Fabaceae from Brazil. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2014/00000128/00000001/art00004 [Accessed May 29, 2023] 【R3-10646】2023/5/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルからさび菌のAtelocauda sakuraguiaeおよびRavenelia costaeを新種記載した。 前者はOrmosia属植物を宿主とし、さび胞子堆の糸状体に隔壁を有し、さび胞子が浅裂状でなく、冬胞子が細長くなくて柄に隔壁を有することなどで特徴づけられた。 後者はPseudopiptadenia leptostachyaを宿主とし、夏胞子表面が小刺状、冬胞子が平滑で、糸状体を欠くことなどで特徴づけられた。 Brazil, Minas Gerais, Parque Nacional do Itatiaia, Vale de Santa Clara Trail (新種) Atelocauda sakuraguiae Salazar-Yepes & A.A. Carvalho 語源…植物学者のCassia Mônica Sakuragui氏に献名 【よく似た種との区別】 Atelocauda shivasii 本種と異なりさび胞子が浅裂状 本種より冬胞子の形状が細長い 本種と異なり冬胞子の柄に隔壁を有するのではなく欠く Atelocauda incrustans 本種と異なりさび胞子が浅裂状 本種より冬胞子の形状が細長い 本種と異なり冬胞子の柄に隔壁を有するのではなく欠く Atelocauda ormosiae 本種と異なりさび胞子が浅裂状 本種より冬胞子の形状が細長い 本種と異なり冬胞子の柄に隔壁を有するのではなく欠く Brazil, Rio de Janeiro, Itatiaia, Parque Nacional do Itatiaia, around the bridge over the Rio Campo Belo (新種) Ravenelia costae Salazar-Yepes & A.A. Carvalho 語源…植物学者のPinheiro da Costa氏に献名 【よく似た種との区別】 Ravenelia versatilis 本種より冬胞子のサイズが大きい Ravenelia chacoensis 本種より冬胞子のサイズが大きい Ravenelia bahiensis 本種と異なり冬胞子に発芽溝を有する 本種と異なり生活環が短世代型である Ravenelia hieronymi 本種と異なり冬胞子に発芽溝を有する Ravenelia entadae 本種と異なり冬胞子に発芽溝を有する Ravenelia striatispora 本種と異なり夏胞子表面に条線をあらわす Ravenelia prosopidicola 本種よりさび胞子のサイズが小さい 本種と異なりさび胞子の発芽孔の数が6-7