2021年12月5日 (仮訳)オーストラリア産スミイボゴケ型地衣の2新種と4新産種 Elix, JA. 2021. Two new species and four new records of buellioid lichens (Caliciaceae, Ascomycota) from Australia. Australasian Lichenology. Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/Australasian_Lichenology.html [Accessed December 5, 2021] 【R3-09026】2021/12/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストラリアとニュージーランドからAmandinea montanensis、オーストラリアからBuellia tropicaをそれぞれ新種記載した。 また、新組み合わせA. manamianaを提唱し、オーストラリアから初めて報告した。 他にオーストラリア新産種としてB. macularis、Gassicurtia elizae、およびG.rufofuscescensを報告した。 New South Wales, Mount Kosciuszko National Park, Perisher Creek between Smiggin Holes and Guthega, 36°22’S, 148°24’E (新種) Amandinea montanensis Elix & H.Mayrhofer 語源…山地産の 【よく似た種との区別】 Amandinea isabellina 形態的に類似している(従来混同されてきた) 本種より地衣体が厚い 本種と異なり地衣体が密集した疣状 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Australia, Queensland, Main Range, Millstream Falls National Park, Millstream Falls, 7 km WSW of Ravenshoe (新種) Buellia tropica Elix & H.Mayrhofer 語源…熱帯の 【よく似た種との区別】 Buellia herveyensis 本種と異なり地衣体が帯赤褐色~汚い帯褐白色 本種と異なり地衣体が亀裂状で割れ目を生じる 本種と異なり子嚢胞子がBuellia型 本種より子嚢胞子がやや短い 本種と異なり髄層に蓚酸カルシウムを含むのではなく含まない (新組み合わせ、オーストラリア新産種) Amandinea manamiana (Diederich) Elix & H.Mayrhofer 旧名:Buellia manamiana Diederich 【よく似た種との区別】 Amandinea melaxanthella 本種と異なり樹皮のみに生じる 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり子嚢が12–16胞子性ではなく8-16胞子性 本種と異なり子嚢胞子の外壁が小皺状 (オーストラリア新産種) Buellia macularis Zahlbruckner 【よく似た種との区別】 Buellia aethalea オーストラリアおよびニュージーランドに分布する 本種と異なり地衣体上面が粗面でない 本種と異なり髄層がアミロイド (オーストラリア新産種) Gassicurtia elizae (Tuckerman) Marbach (オーストラリア新産種) Gassicurtia rufofuscescens (Vainio) Marbach 【よく似た種との区別】 Gassicurtia pseudosubpulcella 形態的に類似している(この種に誤同定されていた)