2020年9月2日 (仮訳)亜南極産のAgaricus属2新種 Laursen, GA., Nusbaum, HC. & Taylor, DL. 2007. Two new species of Agaricus from the Subantarctic. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/228513581_Two_new_species_of_Agaricus_from_the_Subantarctic [Accessed September 2, 2020] 【R3-07649】2020/9/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニュージーランド、キャンベル島で採集されたハラタケ属2種をAgaricus campbellensisおよびA. subantarcticusとして新種記載した。 3番目の種はA. subrutilescensと同種とみられたものの、北米産集団とは生息環境が異なるほか、遺伝子流動がないことが示唆され、未記載種の可能性があった。 南半球からのSubrutilescensグループの種の報告は初となった。 Campbell Island: perseverence harbour, tucker cove (新種) Agaricus campbellensis Geml, Laursen & D.Lee Taylor 語源…キャンベル(島)産の 【よく似た種との区別】 Agaricus semotus ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と傘の色が異なる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子に2つの油滴を含むという特徴を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Campbell Island: perseverence harbour, tucker cove (新種) Agaricus subantarcticus Geml, Laursen & D.Lee Taylor 語源…亜南極の 【よく似た種との区別】 Agaricus romagnesii 傘の形態が一見類似している 本種と異なり子実体にフェノール臭がある 本種と異なり子実体がシェッファー反応陽性ではなく陰性 本種とITS領域の塩基配列が異なる (その他掲載種) Agaricus cf. subrutilescens (Kauffman) Hotson & D.E. Stuntz