2024年9月13日 (仮訳)中国およびモンゴルに産したMetacampanella属2新種 Hou, W-N., Ganbaatar, B. & Bau, T. 2024. Two new species of Metacampanella (Agaricales, Marasmiaceae) from China and Mongolia. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/131983/ [Accessed September 13, 2024] 【R3-12064】2024/9/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国とモンゴルで採集された2種の菌を検討し、Metacampanella subtricolorおよびM. coprophilaの2新種を記載した。 前者はヒツジの糞、後者はヨモギ属植物の残渣に発生し、互いに縁シスチジアや柄シスチジアの形態などが異なっていた。 また、Marasmiellus tricolorをMetacampanella属に移した。 Mongolia, Dornod, Menengiin tal (新種) Metacampanella coprophila Burenbaatar Ganbaatar & T. Bau 語源…糞を好む 【よく似た種との区別】 Metacampanella subtricolor 形態的に類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりモンゴルではなく中国に分布する 本種と異なりヒツジの糞ではなくヨモギ属植物に発生する 本種と異なり縁シスチジアがテトラピルゴイドとボウリングのピン型の2型ではなくテトラピルゴイドの単型である 本種と異なり柄シスチジアに2型がある ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mongolia, Dornod, Menengiin tal (新種) Metacampanella subtricolor T. Bau & W. N. Hou 語源…Metacampanella tricolor類似の 【よく似た種との区別】 Metacampanella coprophila 形態的に類似している ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくモンゴルに分布する 本種と異なりヨモギ属植物ではなくヒツジの糞に発生する 本種と異なり縁シスチジアがテトラピルゴイドの単型ではなくテトラピルゴイドとボウリングのピン型の2型である 本種と異なり柄シスチジアに2型があるという特徴を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Metacampanella tricolor 中国に分布する 子実層托が襞状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄シスチジアに2型ではなく3型がある ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Metacampanella tricolor (Alb. & Schwein.) T. Bau & W. N. Hou 旧名:Marasmiellus tricolor (Alb. & Schwein.) Singer (基礎異名はAgaricus tricolor Alb. & Schwein.) 【よく似た種との区別】 Metacampanella subtricolor 中国に分布する 子実層托が襞状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり柄シスチジアに3型ではなく2型がある ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される