2023年4月2日 (仮訳)真のマングローブの植物に関連するScolecobasidium属2新種、および新組み合わせS. terrestre Song, S. et al., 2023. Two new species of Scolecobasidium (Venturiales, Sympoventuriaceae) associated with true mangrove plants and S. terrestre comb. nov. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/100621/ [Accessed April 2, 2023] 【R3-10475】2023/4/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国広東省のマングローブ林においてハアザミ属とツノヤブコウジ属植物から分離された菌を検討し、それぞれScolecobasidium acanthiとS. aegiceratisとして新種記載した。 両種とも宿主の葉の病斑から見出され、いずれも本属のほとんどの種が黒色に近い分生子を形成するのに対して無色~淡褐色の分生子と不明瞭な糸状のステリグマを形成することなどで特徴づけられた。 また、S. constrictumとそのシノニムとされていたH. terrestreが別種であると考え、後者をScolecobasidium属に移した。 中国広東省淇澳-担杆島省級自然保護区 (新種) Scolecobasidium acanthi S. Song, L. Cai & F. Liu 語源…ハアザミ属の 【よく似た種との区別】 Scolecobasidium aegiceratis 中国に分布する マングローブ林に生息する ITS+nrLSU+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハアザミ属ではなくツノヤブコウジ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子柄の隔壁数が0-2ではなく0-1 本種より分生子形成細胞が長い 本種より分生子が長い ITS+nrLSU+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国広東省深圳市福田紅樹林国家級自然保護区 (新種) Scolecobasidium aegiceratis S. Song, L. Cai & F. Liu 語源…ツノヤブコウジ属の 【よく似た種との区別】 Scolecobasidium acanthi 中国に分布する マングローブ林に生息する ITS+nrLSU+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりツノヤブコウジ属ではなくハアザミ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子柄の隔壁数が0-1ではなく0-2 本種より分生子形成細胞が短い 本種より分生子が短い ITS+nrLSU+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Scolecobasidium dracaenae ITS+nrLSU+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子形成細胞が無色~淡褐色ではなく褐色 本種より分生子形成細胞が短い 本種より分生子形成細胞の幅が広い 本種とより分生子が短い ITS+nrLSU+tef1-α+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Scolecobasidium constrictum E.V. Abbott (新組み合わせ) Scolecobasidium terrestre (R.G. Atk.) F. Liu, S. Song & L. Cai 旧名:Heterosporium terrestre R.G. Atk.