2015年7月18日 (仮訳)中国雲南省産のTerriera属2新種 Song, J-F. et al., 2012. Two new species of Terriera from Yunnan Province, China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000119/00000001/art00036 [Accessed July 17, 2015]. 【R3-02018】2015/07/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省においてコナラ属およびサルトリイバラ属の葉に発生したTerriera属菌を検討し、それぞれ新種記載した。 T. rotundataは子嚢果の縦断面が円形で、子嚢胞子が屈曲しゼラチン質の鞘を欠くことなどで特徴づけられた。 T. petrakiiは未記載種の”Lophodermium smilacinum “に類似していたが基質や子嚢果の形状、アナモルフの有無などで区別された。 中国雲南省楚雄市紫溪山 (新種) Terriera rotundata C.L. Hou 語源…丸い(子嚢果の断面の形状から) 【よく似た種との区別】 Terriera minor 子嚢果の”covering stroma”と”basal stroma”の間に矩形菌糸組織を有する 中国雲南省楚雄市紫溪山 (新種) Terriera petrakii C.L. Hou 語源…類似の未記載種を研究した菌学者のFranz Petrak氏に献名 【よく似た種との区別】 Terriera minor 子嚢果の構造が非常に類似している 本種より子嚢果が短い 本種と異なり子嚢果が屈曲しない 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が0ではなく0-1 本種ほど外皮層がよく発達しない 本種と異なりアナモルフが知られていない Lophodermium camelliicola 子嚢胞子の形状が非常に類似している 分生子果の形状が非常に類似している 分生子果の構造が非常に類似している 子嚢胞子の形状が類似している 本種と異なりサルトリイバラ属植物ではなくチャノキを宿主とする 本種と異なり分生子果が淡色ではなく黒色 本種と異なり分生子が広楕円形ではなく楕円形~円筒形 本種ほど”covering stroma”と”basal stroma”の間の矩形菌糸組織が発達しない