2021年9月18日 (仮訳)子実層が材の内部に含まれる狭義Corticium属の1新種 Duhem, B. & Michel, H. 2008. Une nouvelle espèce de Corticium s. s. à hyménium inclus dans le bois. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/fr/periodiques/mycologie/29/2/une-nouvelle-espece-de-corticium-s-s-hymenium-inclus-dans-le-bois [Accessed September 18, 2021] 【R3-08793】2021/9/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フランスのヴォクリューズ県およびヴァール県において材に発生した菌を検討し、Corticium endoxylonとして新種記載した。 本種はブナ属、ハマナツメ属、オリーブ属、マツ属、キヅタ属、ハンノキ属、ヤマナラシ属、ツゲ属など多様な樹木の材に発生した。 本種は明瞭な子実体を発達させず、材表面の変色として視認され、材を切断するとその細胞構造に菌糸が侵入している様子が見られた。 Lagarde d’Apt (lieu-dit « Les Quintins », altitude 1060 m), département du Vaucluse, France (新種) Corticium endoxylon Duhem & H. Michel 語源…木の中の(材の表皮細胞の内側に生育することから) 【よく似た種との区別】 Corticium lignigenum フランスの地中海地域に分布する 同じオリーブ属樹木に生じる 材生息菌である 肉眼的形態が同一 子実体が明瞭でない 子実体が桃色 本種ほど冷涼な気候に分布しない 本種と異なりブナ属、ハマナツメ属、マツ属、キヅタ属、ハンノキ属、ヤマナラシ属樹木における発生が知られていない 本種ほど担子器が不規則に曲がりくねらない 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい