2014年11月14日 (和文題名)アジア新産地衣類のキジクサルオガセ(新称)(ウメノキゴケ科、地衣化子嚢菌) Ohmura, Y., 2014, Usnea flavocardia (Parmeliaceae, lichenized Ascomycota) New to Asia. Bulletin of the National Museum of Nature and Science. Series B, Botany. Available at: https://www.kahaku.go.jp/research/researcher/papers/220383.pdf [Accessed November 14, 2014]. 【R3-01281】2014/11/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾において地衣類相の調査を行い、サルオガセ属地衣約300標本を採集した。 そのうち、1900m-3100mの山地においてモチノキ科樹木の枝およびツガ属樹木の樹皮に発生した地衣を検討した。 本種をUsnea flavocardiaと同定し、アジア新産種として報告するとともに、キジクサルオガセの和名を与えた。 (アジア、台湾新産種) Usnea flavocardia Räsänen キジクサルオガセ 【よく似た種との区別】 Usnea rubicunda(アカヒゲゴケ) 赤色の色素を産生する 本種より赤色の色素が明色 本種ほど色素が散在して外皮またはパピラの先端に局所的に点状に分布することがない Usnea rubrotincta(アカヒゲゴケモドキ) 赤色の色素を産生する 本種より赤色の色素が明色 本種ほど色素が散在して外皮またはパピラの先端に局所的に点状に分布することがない Usnea glabrata(ビホロサルオガセ) 小型の標本が本種と形態的に類似している 本種と異なり軸が黄色でない 本種と異なり外皮またはパピラに赤色の点を生じることがない 本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含まない