(仮訳)新種Zwackhiomyces bagliettoanus
Roux, C. et al. 2024. Zwackhiomyces bagliettoanus Brien, Cl. Roux, P. Diederich et Poumarat sp. nov. Bulletin de la Société linnéenne de Provence. Available at: https://www.researchgate.net/publication/384869718_Roux_C_Brien_Y_Diederich_P_et_S_Poumarat_2024-_Zwackhiomyces_bagliettoanus_Brien_Cl_Roux_P_Diederich_et_Poumarat_sp_nov_Bull_Soc_linn_Provence_75_151-156 [Accessed October 21, 2024] 【R3-12179】2024/10/21投稿

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3行まとめ

フランスとルクセンブルクで採集された地衣生菌の一種を検討し、Zwackhiomyces bagliettoanusとして新種記載した。
本種はToniniopsis bagliettoanaに発生し、従来Z. socialisと同定されていた。
本種は同属他種の近縁種とは宿主のほか、子嚢胞子のサイズや装飾、側糸状体の幅などで区別された。
France, Morbihan, commune de Bangor, sud-ouest du hameau de Herlin

(新種)

Zwackhiomyces bagliettoanus Brien, Cl. Roux, P. Diederich et Poumarat
語源…Toniniopsis bagliettoana
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Zwackhiomyces socialis
地衣生菌である
形態的に類似している(従来この種に同定されていた)
本種と異なりToniniopsis bagliettoanaではなくClauzadea属地衣を宿主とする
本種と異なり子嚢果が凝集する
本種より子嚢盤の下部が薄い
本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく(4)6-8胞子性
本種より子嚢胞子の装飾が粗い
本種より側糸状体の幅が僅かに広い
Zwackhiomyces argentinus
地衣生菌である
本種と異なりToniniopsis bagliettoanaではなくAcarospora属地衣である
本種より子嚢胞子が僅かに短い
本種より子嚢果の壁が厚い
本種より側糸状体の幅が広い
Zwackhiomyces lecaniae
地衣生菌である
本種と異なりToniniopsis bagliettoanaではなくLecania olivacellaを宿主とする
本種より子嚢胞子が僅かに短い
本種より子嚢胞子の幅が僅かに広い
本種より子嚢胞子の装飾が粗い
Zwackhiomyces lecideae
地衣生菌である
本種と異なりToniniopsis bagliettoanaではなくLecidea auriculataである
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種より子嚢胞子の装飾が粗い
Zwackhiomyces parmotrematis
地衣生菌である
本種と異なりToniniopsis bagliettoanaではなくParmotrema praesorediosumを宿主とする
本種より子嚢果のサイズが僅かに小さい
本種より子嚢胞子が短い
本種より側糸状体の幅が僅かに狭い
Zwackhiomyces peltigerae
地衣生菌である
本種と異なりToniniopsis bagliettoanaではなくPeltigera praetextataを宿主とする
本種より子嚢果のサイズが僅かに大きい
本種より子嚢胞子が短い
本種より側糸状体の幅が狭い