2023年6月15日 (英文題名)A species of Leccinum newly recorded from Japan 塚田哲丸. 1998. 日本新産種 Leccinum variicolorについて. 日本菌学会会報. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjom/39/2/39_jjom.H09-57/_pdf [Accessed June 15, 2023] 【R3J-00006】2023/6/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめJ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 長野県で採集されたLeccinum variicolorを日本新産種として報告し、アオネノヤマイグチの和名を与えた。 本種は湿った場所においてシラカバの樹下に発生していた。 本種は傘肉と柄上部の肉が切断すると淡い赤色に変色し、柄基部が緑青色に変色するという顕著な性質を有していた。 (日本新産種) Leccinum variicolor Watling アオネノヤマイグチ 【よく似た種との区別】 Leccinum intusrubens 子実体の色が類似している 本種と異なりシラカバ林ではなくシイ林やアカマツ・コナラ林に発生する 本種と異なり肉が赤変した後徐々に黒変する 本種と異なり柄基部の肉が青変しない Leccinum griseum 子実体の色が類似している 本種と異なりシラカバ林ではなくシデ類の樹下やその付近に発生する 本種と異なり肉が赤変した後徐々に黒変する 本種と異なり柄基部の肉が青変しない Leccinum scabrum(ヤマイグチ) 同じカバノキ属樹下に発生する 子実体の色が類似している 本種より傘が通常淡色である 本種と異なり肉に変色性がないか時に僅かにピンク色に変色する Leccinum snellii 生態的に極めて類似している 子実体の色が極めて類似している 子実体の変色性が極めて類似している 担子胞子のサイズが極めて類似している 担子胞子の形状が極めて類似している 本種と異なり傘表皮菌糸においてしばしば球状あるいは棍棒状に膨らんだ細胞が介在するといわれている