2013年12月15日 (仮訳)メキシコ産の新種Coltriciella sonorensis: 形態およびDNA塩基配列データに基づく証拠 Valenzuela, R. & Raymundo, T., 2012. Coltriciella sonorensis sp. nov. (Basidiomycota, Hymenochaetales) from Mexico: evidence from morphology and DNA sequence data. Mycological Progress…. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-011-0740-7 [Accessed December 14, 2013]. 【R3-00135】2013/12/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ・ソノラ州のQuercus oblongifoliaの林の土壌に発生するColtriciella sonorensisを新種記載した。 nLSUを用いた分子系統解析の結果、本種はメキシコ産のColtriciella oblectabilisと近縁だったが、柄や担子胞子の形態などで区別された。 本属は菌根菌として知られていることから、Quercus oblongifoliaと共生関係にある可能性が考えられた。 MEXICO, SONORA STATE: Municipality of Álamos, La Cañita (新種) Coltriciella sonorensis R. Valenz., Esqueda & Decock 語源…ソノラ産の 【よく似た種との区別】 Coltriciella oblectabilis メキシコに分布する 担子胞子のサイズが類似している nLSUに基づく分子系統解析で最も近縁 本種と異なり傘が扇形ではなく漏斗形 本種と異なり傘表面に僅かに光沢がある 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり柄が側生せず中心生 本種と異なり担子胞子が長楕円形 nLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coltriciella dependens(ヒメカイメンタケ) メキシコに分布する 本種と異なり子実体が垂れ下がったような形になる nLSUに基づく分子系統解析で比較的系統が離れる Coltriciella pusilla(ヒメオツネンタケ) 子実体の形態が類似する 柄が側生する nLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり極東アジアに分布する 本種と異なり土壌ではなくシイ属の腐朽材に発生する 本種と異なり子実体が扇形ではなく箆形 本種と異なり傘表面に光沢がある 本種と異なり孔口が規則的 本種と異なり担子胞子が楕円形 nLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coltriciella navispora 柄が側生する 担子胞子の形態が類似する 本種と異なり南米のギアナに分布する 本種と異なり開けていない鬱蒼とした林に発生する 本種と異なりDicymbe corymbosaの林に発生する 本種と異なり土壌ではなく腐朽の進んだ倒木の幹の下面に発生する 傘が僅かに漏斗形になる 本種と異なり孔口が規則的 本種と異なり孔口が多角形 本種より孔口のサイズが僅かに大きい 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい nLSUに基づく分子系統解析で比較的系統が離れる