(仮訳)コスタリカ産微小菌類:新属Ticosynnema
Castaneda-Ruiz, RF. et al., 2012. A microfungus from Costa Rica: Ticosynnema gen. nov. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000122/00000001/art00029 [Accessed June 4, 2014].
【R3-00778】2014/06/04投稿

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3行まとめ

コスタリカ・グアナカステ州のサンタ・ロサ国立公園において、アナモルフ菌が定着した枯死植物基質を100サンプル以上採集した。
そのうち、未同定の植物の枝に発生した顕著なシンネマを形成する微小菌類を、Ticosynnema carranzaeとして新種記載した。
本種は分生子形成細胞が有限生長の単出芽型であり、長楕円形・円筒形・蠕虫形で3-4隔壁を持つ褐色の分生子を形成することなどで特徴づけられた。
Costa Rica, Guanacaste, Santa Rosa National Park, wildlife station

(新種)

Ticosynnema carranzae R.F. Castaneda, Granados & Mardones
語源…(属名)コスタリカ(現地語名Tico)のシンネマ/(種小名)コスタリカの菌学者、 Julieta Carranza博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Leuliisinea bambusicola
分生子離脱が破裂的
本種と異なり分生子果が褐色~黒色ではなく無色
本種と異なり分生子形成細胞が有限生長ではなく貫生伸長するアネロ型
Endophragmiella spp.
分生子形成細胞が単出芽型
分生子離脱が破裂的
本種と異なりシンネマを形成しない
本種と異なり分生子形成細胞が有限生長ではなく貫生伸長する
Kramasamuha sibika
分生子形成細胞が単出芽型
分生子形成細胞が貫生伸長しない
分生子離脱が破裂的
本種と異なりシンネマを形成しない
本種と異なり短いシンポジオ状または輪生状の枝を形成する