(仮訳)カメルーン、ジャー生物圏保護区に産した新規かつ特異なHericium属菌
Jumbam, B. et al., 2019. A new and unusual species of Hericium (Basidiomycota: Russulales, Hericiaceae) from the Dja Biosphere Reserve, Cameroon. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11557-019-01530-1 [Accessed November 9, 2019] 【R3-06754】2019/11/9投稿

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3行まとめ

カメルーン、ジャー生物圏保護区で採集された菌を検討し、Hericium bembedjaenseとして新種記載した。
本種はサハラ以南の低地の熱帯常緑樹林から報告された初のサンゴハリタケ科の種であり、側シスチジアを形成する点で全ての同属他種と異なっていた。
本種はH. coralloides複合種に含まれたが、狭義の同種とは子実体の刺がより短い点や担子器、担子胞子のサイズも異なっていた。
Cameroon, East region, Dja biosphere reserve

(新種)

Hericium bembedjaense Jumbam & Aime
語源…宿主のGilbertiodendron dewevreiのバカ・ピグミーによる呼び名+ジャー産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hericium coralloides(サンゴハリタケ)
同じHericium coralloides複合種に含まれる
ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりカメルーンではなくユーラシア、アルゼンチン、北米などに分布する
本種と異なりGilbertiodendron dewevreiではなくブナ科植物や針葉樹での発生が知られている
本種より子実体の刺が長い
本種より担子器が短い
本種より担子器の幅が広い
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり側シスチジアを有するという特徴を欠く
ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される