(仮訳)北米東部産のBiatoridium属1新種、Biatorella sensu Magnussonの種の位置付けに関するコメント
Morse, CA. & Lendemer, JC. 2019. A new Biatoridium from eastern North America, with comments on the disposition of species of Biatorella sensu Magnusson. The Bryologist. Available at: https://bioone.org/journals/the-bryologist/volume-122/issue-1/0007-2745-122.1.001/A-new-Biatoridium-from-eastern-North-America-with-comments-on/10.1639/0007-2745-122.1.001.short [Accessed September 24, 2019] 【R3-06618】2019/9/24投稿

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3行まとめ

米国で採集された樹皮生地衣の一種を検討し、Biatoridium lasiotheciumとして新種記載した。
Biatorella sensu Magnussonおよび類似種の検索表を掲載した。
また、新組み合わせStrangospora cyphaleaを提唱した。
U.S.A., Kansas, Franklin Co., 3 mi S, 1 mi E Homewood, Ottawa University Natural History Reservation

(新種)

Biatoridium lasiothecium C.A.Morse & Lendemer
語源…羊毛状の子器の(表面性状から)
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【よく似た種との区別】
Biatoridium delitescens
米国に分布する
樹皮生地衣である
地衣体が散在する小粒状
地衣体がUV陰性
子器が扁平~凸形
子器がUV陰性
果托の縁を欠く
子実下層がI+青色
子嚢がBiatoridium
子嚢胞子が球形
果殻が円形菌糸組織からなる
本種と異なりヨーロッパにおける分布が知られている
本種より子器のサイズが大きい
本種と異なり子器が淡色、灰色~黄褐色で湿時半透明なのではなく淡色~僅かに帯褐色で湿時半透明
本種と異なり子器が毛深いのではなく平滑または僅かに粗面
本種と異なり子実下層が汚帯黄色ではなく帯黄色
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり個々の側糸が伸長するという特徴を欠く
本種と異なり側糸が幅広くなるという特徴を欠く
Biatoridium monasteriense
北米に分布する
樹皮生地衣である
地衣体がUV陰性
子器が扁平~凸形
子器がUV陰性
子実下層がI+青色
子嚢がBiatoridium
子嚢胞子が球形
果殻の幅の範囲が重なる
果殻が円形菌糸組織からなる
側糸が先端にかけて幅広くなり頭状
側糸が分枝しないかまたは分枝する
本種と異なりヨーロッパにおける分布が知られている
本種と異なり地衣体が散在する小粒状ではなく小粒状~連続的
本種より子器のサイズが大きい
本種と異なり子器が淡色、灰色~黄褐色で湿時半透明なのではなく淡い帯黄色~鈍い帯褐色で湿時半透明、縁部がより淡色
本種と異なり子器が毛深いのではなく平滑または僅かに粗面
本種と異なり果殻が退化的ではなく良好に発達する
本種と異なり果托の縁を決して有さないのではなく時に退化的なものを有する
本種と異なり子実下層が汚帯黄色ではなく無色~淡い帯黄色
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種より側糸の幅が狭い
Sarea resinae
本種と異なり樹脂に生じる
本種と異なり地衣化しない
本種と異なり子器が扁平~凸形ではなく初め凹形
本種と異なり果殻が退化的ではなく良好に発達する
Vezdaea polyspora
子器が粗面
子嚢が多胞子性である
本種と異なり樹皮生ではなく葉上生である
本種と異なり子器の毛を構成するのが伸長した側糸ではなく子嚢である
本種と異なり子嚢にKI陽性のゼラチン層を有する
本種と異なり子嚢胞子が球形ではなく楕円形
本種と異なり側糸が分枝しないことがあるのではなく盛んに分枝する傾向がある
Mniaecia nivea
形態的に類似している(混同のおそれがある)
子器の形態が一見類似している
本種と異なり樹皮生ではなくコケ生である
本種と異なり子器の毛を構成するのが伸長した側糸ではなく子嚢である

(新組み合わせ)

Strangospora cyphalea (Tuck.) C.A. Morse & Lendemer
旧名:Biatorella cyphalea (Tuck.) Zahlbr.
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