2021年6月21日 (仮訳)ブラジル、サンパウロ州産の発光ハラタケ類の新種 Desjardin, DE., Capelari, M. & Stevani, CV. 2005. A new bioluminescent agaric from São Paulo, Brazil. Fungal Diversity. Available at: https://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/18-2.pdf [Accessed June 21, 2021] 【R3-08525】2021/6/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、サンパウロ州の大西洋岸森林地域に産した発光きのこの一種を検討し、Gerronema viridilucensとして新種記載した。 本種はEugenia fluminensisの生木樹皮に9-4月に豊富に発生した。 本種は唯一発光性が知られているGerronema属菌であり、この形質の独立した進化を示す可能性があった。 Brazil, São Paulo State, municipality of Iporanga, Parque Estadual Turistico do Alto Ribeira (PETAR) (新種) Gerronema viridilucens Desjardin, Capelari & Stevani 語源…緑色の光の 【よく似た種との区別】 Xeromphalina spp. 子実体の色が類似している 子実体の形状が類似している 本種と異なり子実体がKOHで呈色しないのではなく赤変する 本種と異なり柄基部の菌糸体が白色でない 本種と異なり担子胞子が非アミロイドでない Gerronema macrosporum 南米に分布する 樹皮に生息する 担子器に金色樹脂状の内容物を含む 担子胞子に金色樹脂状の内容物を含む 油管菌糸に金色樹脂状の内容物を含む 本種と異なりブラジルではなくアルゼンチンなどに分布する 本種と異なり子実体が橙さび色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり菌糸にクランプを欠く Gerronema laccarioides 担子器に金色樹脂状の内容物を含む 担子胞子に金色樹脂状の内容物を含む 油管菌糸に金色樹脂状の内容物を含む 本種と異なり樹皮生ではなく地上生である 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体がばら色 本種より傘の直径が小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアを有する Gerronema cyathiforme 南米に分布する 担子器に金色樹脂状の内容物を含む 担子胞子に金色樹脂状の内容物を含む 油管菌糸に金色樹脂状の内容物を含む 本種と異なり西インド諸島からアルゼンチンにかけての分布が知られている 本種と異なり子実体がオリーブ黄色~帯褐黒オリーブ色 本種と異なり子実体がKOHで呈色しないのではなくマホガニー色または帯赤栗色に呈色する 本種と異なり油管菌糸に色素結晶を伴う Gerronema bryogeton 南米に分布する 担子器に金色樹脂状の内容物を含む 担子胞子に金色樹脂状の内容物を含む 油管菌糸に金色樹脂状の内容物を含む 本種と異なりブラジルではなくボリビアに分布する 本種と異なり子実体がオリーブ黄色~帯褐黒オリーブ色 本種と異なり子実体がKOHで呈色しないのではなくマホガニー色または帯赤栗色に呈色する 本種と異なり油管菌糸に色素結晶を伴う