(仮訳)アゾレス諸島産のCanoparmelia属1新種
Breuss, O. 2022. A new Canoparmelia species (lichenized Ascomycota, Parmeliaceae) from the Azores. Österreichische Zeitschrift für Pilzkunde. Available at: https://myk.univie.ac.at/wp-content/uploads/2022/08/OZP30_Breuss_Canoparmelia_.pdf [Accessed August 15, 2022] 【R3-09784】2022/8/15投稿

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3行まとめ

アゾレス諸島産の樹皮生葉状地衣の一種を検討し、Canoparmelia azoricaとして新種記載した。
本種はパスチュールが豊富に発達し、粉芽を欠き、髄層がK+黄色でのちに血赤色になることなどで特徴づけられた。
本種はCanoparmelia属地衣としては珍しく、地衣成分としてノルスチクチン酸を含んでいた。
Portugal, Azoren, Insel São Miguel, Lagoa das Furnas, NW-Ufer

(新種)

Canoparmelia azorica Breuss
語源…アゾレスの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Canoparmelia pustulifera
パスチュールを有する
本種と異なり粉芽を有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
本種と異なり主要な髄層地衣成分としてノルスチクチン酸を含むという特徴を欠く
Canoparmelia albomaculata
パスチュールを有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
Canoparmelia eruptens
パスチュールを有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
Canoparmelia herveyensis
パスチュールを有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
Canoparmelia owariensis(オワリウメノキゴケ)
パスチュールを有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
Canoparmelia pustulescens
パスチュールを有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
Canoparmelia raunkiaeri
パスチュールを有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
Canoparmelia whinrayi
パスチュールを有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
Canoparmelia zimbabwensis
パスチュールを有する
本種と異なり髄層がK+黄色でのちに血赤色になるのではなくK陰性
Canoparmelia norsticticata
地衣成分としてノルスチクチン酸を含む
本種と異なりアゾレス諸島ではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なり地衣体表面が顕著に隆起した皺状
本種と異なりパスチュールを欠く
本種と異なり粉芽を有する