2023年2月2日 (仮訳)パプアニューギニア産の3隔壁の子嚢胞子を有するCratiria属地衣の1新種 Elix, JA. 2022. A new Cratiria (Caliciaceae, Ascomycota) with triseptate ascospores from Papua New Guinea. Australasian Lichenology. Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/Australasian_Lichenology.html [Accessed February 2, 2023] 【R3-10299】2023/2/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パプアニューギニアのナンヨウスギ植林地で採集された岩上生地衣の一種を検討し、Cratiria buloloensisとして新種記載した。 本種は地衣体が淡灰色の疣状~小区画状で、子器がレキデア型で子器盤に粉霜を欠き、子嚢胞子が3隔壁で、アトラノリンとジプロイシンを含むことなどで特徴づけられた。 本種はC. lauricassiaeおよびC. lauricassiaeoidesと子嚢胞子のサイズや隔壁数が類似していたが、岩上生である点や子嚢胞子の形態、地衣成分などが異なっていた。 Papua New Guinea, Morobe Province, Road 4, 4.6 km SW of Bulolo (新種) Cratiria buloloensis Elix 語源…ブロロ産の 【よく似た種との区別】 Cratiria lauricassiae 子嚢胞子のサイズが類似している 子嚢胞子の隔壁数が通常3 本種と異なりパプアニューギニアのみではなく汎熱帯的に分布する 本種と異なり岩上生ではなく常に樹皮生である 本種と異なり子嚢胞子にさらに1または2個の追加の横隔壁を有することがある 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む Cratiria lauricassiaeoides パプアニューギニアに分布する 子嚢胞子の隔壁数が主に3 地衣成分が同一である 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が時に4である