2014年7月8日 (仮訳)中国海南省産のDrechslerella属菌の新種 Li, J-Y. et al., 2013. A new Drechslerella species from Hainan, China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000125/00000001/art00024 [Accessed July 7, 2014]. 【R3-00884】2014/07/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国海南省の五指山において土壌から分離された菌を検討し、Drechslerella hainanensisとして新種記載した。 本種は線虫の存在下で3細胞からなる捕捉器官を形成し、分枝しない分生子柄と、0-2隔壁の類円筒状楕円形の大分生子などで特徴づけられた。 ITS領域に基づく分子系統解析で、本種はD. doedycoides、D. effusa、D. polybrochaと異なる独自の系統を形成した。 中国海南省五指山市五指山阿陀嶺森林公園 (新種) Drechslerella hainanensis Jian Y. Li & Z.F. Yu 語源…海南産の 【よく似た種との区別】 Drechslerella effusa 大分生子のサイズが類似している 大分生子が円筒状楕円形 大分生子の隔壁数が類似している 本種と異なり分生子柄先端に大分生子を常に単生するのではなく頂部付近に12個またはそれ以上を形成する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Drechslerella heterospora 大分生子が円筒状楕円形 本種より小分生子の幅が顕著に狭い Drechslerella stenobrocha 大分生子が円筒状楕円形 本種より大分生子の幅が顕著に狭い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Drechslerella doedycoides 本種と異なり大分生子が円筒状楕円形ではなく末端が狭まる広楕円状紡錘形 本種と異なり大分生子の隔壁数が(0–)1–2ではなく2(-3) ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Drechslerella polybrocha 本種と異なり大分生子の隔壁数が(0–)1–2ではなく1 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される