2017年1月14日 (仮訳)タスマニア産のイッポンシメジ属新種 Gates, GM., Horton, BM. & Noordeloos, M., 2009. A new Entoloma (Basidiomycetes, Agaricales) from Tasmania. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000107/00000001/art00016 [Accessed January 14, 2017]. 【R3-03657】2017/01/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストラリア、タスマニア州のユーカリ林で採集された菌を検討し、Entoloma mathinnaeとして新種記載した。 本種はEntoloma節に含まれ、襞が鮮やかな黄色で桃色を帯びない点などで特徴づけられた。 本種は同じ黄色系の襞を有する同属他種とは傘、襞、柄や担子胞子の形態などで区別された。 Australia, Tasmania, Mathinna, Ben Ridge Rd (新種) Entoloma mathinnae G.M. Gates, B.M. Horton & Noordel. 語源…19世紀のアボリジニの少女、Mathinnaに献名(人名がタイプロカリティの地名の由来でもある) 【よく似た種との区別】 Entoloma manganaense 襞が黄色 本種と異なり傘が淡黄褐色ではなく鮮やかな暗褐色 本種と異なり柄が白色~淡褐色、時に顕著な灰紫色ではなく青色 Entoloma cerinum 襞が幼時黄色 本種と異なりオーストラリアではなくニュージーランドなどに分布する 本種と異なり傘が淡黄褐色ではなく非常に暗い褐色 本種と異なり襞が成熟すると暗桃色になる 本種と異なり菌糸にクランプを欠く Entoloma luridum 襞が黄色 担子胞子が小型 本種と異なりオーストラリアではなく北米などに分布する 本種と異なり子実体がほぼ白色 Entoloma sinuatum 襞が黄色系 本種と異なりEntoloma節ではなくRhodopolia節に含まれる 本種と異なりオーストラリアではなくヨーロッパ、北米などに分布する 本種と襞の色がかなり異なる 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり担子胞子が顕著に角張る Entoloma luteifolium 襞が黄色系 本種と異なりEntoloma節ではなくCyanula節に含まれる 本種と異なりオーストラリアではなくキューバなどに分布する 本種と異なり傘表面に小鱗片を伴う