2020年10月2日 (仮訳)中国産の新種Metarhizium gaoligongense Chen, Z-H. et al., 2018. A new fungus Metarhizium gaoligongense from China. International Journal of Agriculture and Biology. Available at: http://www.fspublishers.org/published_papers/16620_16%20doi%2015.0777%20IJAB-18F-104%20(6)%202271-2276.pdf [Accessed October 2, 2020] 【R3-07738】2020/10/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省高黎貢山のコーヒー農園で採集された菌を検討し、Metarhizium gaoligongenseとして新種記載した。 本種は土壌から昆虫による釣菌法で得られ、フィアライドおよび分生子の幅が狭く、コロニーが緑色扁平で色素を拡散しないことなどで特徴づけられた。 本種はM. flavoviride複合種クレードに含まれ、最も近縁なM. pemphigiとは顕微鏡的形質が類似していた一方、コロニーの性状が異なっていた。 中国雲南省高黎貢山 (新種) Metarhizium gaoligongense Z.H. Chen & L. Xu 語源…高黎貢産の 【よく似た種との区別】 Metarhizium pemphigi 中国に分布する 土壌菌である フィアライドのサイズの範囲が重なる 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+nrSSU+nrLSU+EF-1α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁(同じMetarhizium flavoviride複合種クレードに含まれる) 本種と異なりイギリスにおける分布が知られている 本種と異なりネアブラムシから分離される 本種より分生子がやや短い 本種と異なりコロニーが緑色ではなくエメラルドグリーンである 本種と異なりコロニー表面が扁平ではなく中央部に放射状の皺が生じる 本種と異なりPDA培地において色素をほとんど拡散しないのではなく黄緑色の色素を拡散する ITS+nrSSU+nrLSU+EF-1α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される