(仮訳)中国産の有毛アオキノリ属の新種
Liu, H-J. & Guan, S., 2012. A new hairy species of Leptogium (Collemataceae) from China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000119/00000001/art00048 [Accessed August 21, 2015].
【R3-02121】2015/08/21投稿

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3行まとめ

中国四川省においてツツジ属の枝に発生した地衣の一種を検討し、Leptogium weiiとして新種記載した。
本種は果托の縁および子器の柄に白色のトメンタを伴うことなどで特徴づけられた。
また、有毛のアオキノリ属地衣12種の検索表を掲載した。
中国四川省カンゼ・チベット族自治州ミニヤコンカZimeishan

(新種)

Leptogium weii H.J. Liu & S. Guan
語源…魏江春教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Leptogium burnetiae
外部形態が類似している
地衣体上面に皺を生じない
地衣体下面が有毛
本種と異なり子器が豊富なのではなく稀
本種と異なり裂芽ではなく常に円筒状の珊瑚状
本種と異なり果托の縁に密なトメンタを有するという特徴を欠く
本種と異なり果托の縁にしばしば裂芽を有する
本種と異なり子器の柄に密なトメンタを有するという特徴を欠く
本種と異なり子嚢が普通8胞子性、時に4胞子性なのではなく8胞子性
Leptogium trichophoroides(クロカワキノリ)
地衣体下面に長い毛を有する
果托の縁にトメンタを伴う
子器の柄にトメンタを伴う
本種と異なり地衣体上面が青灰色ではなく褐色
本種と異なり地衣体上面に顕著な皺を生じる
本種と異なり地衣体上面に裂芽を欠く
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Leptogium askotense
地衣体下面に長い毛を有する
果托の縁にトメンタを伴う
子器の柄にトメンタを伴う
本種と異なり地衣体上面に顕著な皺を生じる
本種と異なり裂芽を欠く
本種より子嚢胞子が長い
Leptogium sphaerosporum
本種と異なり地衣体上面にフィリディアを有する
本種と異なり裂芽を欠く
本種と異なり子器の柄にトメンタを欠く
本種と異なり子嚢胞子が紡錘形~楕円状ではなく球形
Leptogium saturninum(ツブカワキノリ)
本種より地衣体上面が暗色
本種と異なり子器が無柄
本種と異なり果托の縁にトメンタを伴わず無毛
本種と異なり果殻が”euparaplectenchymatous”