(仮訳)メリステマティック菌の新種Pseudotaeniolina globosa
De Leo, F., Urzı, C. & de Hoog. GS. 2003. A new meristematic fungus, Pseudotaeniolina globosa. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: https://link.springer.com/article/10.1023/A:1023331502345 [Accessed April 28, 2022] 【R3-09458】2022/4/28投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

イタリア、メッシーナにおいて教会の外壁の砂岩に発生した菌を検討し、Pseudotaeniolina globosaとして新種記載した。
本種はメラニン化した菌糸が鎖生する球形の細胞となり、脱離後にしばしば非対称な1隔壁を有し、細胞がしばしば密集した塊をなすことなどで特徴づけられた。
本種は大動脈瘤手術中に死亡したヒトの大動脈からも分離されたが、37°Cで生育せず、病原性は不明とされた。
Mili San Pietro, Messina, Italy

(新種)

Pseudotaeniolina globosa De Leo, Urzì & de Hoog
語源…球形の(分生子の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudotaeniolina convolvuli
分生子が組織分裂によって一連の分節状に形成される
分生子が脱離後に膨大して酵母様となる
分生子がほとんどの場合単細胞で非対称の隔壁を有することもある
本種と異なり砂岩ではなくセイヨウヒルガオ属植物の腐朽茎などに生じる
本種より分生子のサイズが小さい
本種ほど分生子表面が粗面でない