(仮訳)ブラジル産の類石垣状の子嚢胞子を形成するキゴウゴケ属の新種
Cáceres, M., Lima, E. & Aptroot, A., 2013. A new Opegrapha with submuriform ascospores from Brazil. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282912000850 [Accessed February 19, 2014].
【R3-00410】2014/02/20投稿

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3行まとめ

ブラジル北東部で採集された地衣をOpegrapha subdictyosporaとして新種記載した。
本種は石垣状~類石垣状の子嚢胞子を形成し、褐色粉状の子器を形成することなどで特徴づけられた。
本種は、石垣状の子嚢胞子を持つキゴウゴケ属地衣として3番目の種であり、新熱帯区に分布する初の種であった。
Brazil, Pernambuco, Buique, Vale do Catimbau National Park, at Morro do Cachorro trail

(新種)

Opegrapha subdictyospora M. Cáceres & Aptroot
語源…やや網状の胞子の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Opegrapha arabica
子嚢胞子が石垣状
本種と異なり新熱帯区ではなく旧熱帯区に分布する
本種と異なり暗色の子実下層を欠く
本種と異なり子嚢胞子が密な石垣状になる
本種と異なり子嚢胞子が発達の過程で長く3隔壁にとどまる
Opegrapha varians
子実下層が暗色
子嚢胞子が石垣状
本種と異なり新熱帯区ではなく旧熱帯区に分布する
本種と異なり子嚢胞子が密な石垣状になる
本種と異なり子嚢胞子が発達の過程で長く3隔壁にとどまる
Lecanographa spp.
子器が粉状になる
本種と異なり子嚢果がしばしば円形になる
本種と異なり子嚢胞子が棍棒形にならないことがある
本種と異なり子嚢胞子が石垣状にならない