(仮訳)ブラジル産の病原性を有するMarasmiellus属1新種
Capelari, M. et al., 2010. A new pathogenic species of Marasmiellus from Brazil. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://www.researchgate.net/publication/288793736_A_new_pathogenic_species_of_Marasmiellus_from_Brazil [Accessed January 23, 2020] 【R3-06979】2020/1/23投稿

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3行まとめ

ブラジル、エスピリトサント州の農業地帯で採集された菌を検討し、Marasmiellus colocasiaeとして新種記載した。
本種はタロイモの茎および球茎に叢生~群生し、子実体が白色~クリーム色、襞が僅かに垂生し、担子胞子がかなり大型で、縁シスチジアがしばしば箒状になり、側および傘シスチジアを欠き、柄シスチジアが良好に発達することなどで特徴づけられた。
本種はタロイモに対して病原性を有し、この植物を宿主とする初の本属菌として報告された。
Brazil, Espirito Santo State, Domingos Martins County, Aracé

(新種)

Marasmiellus colocasiae Capelari & Antonín
語源…サトイモ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Marasmiellus troyanus
本種より担子胞子のサイズが小さい
Marasmiellus hirtellus
本種と異なりブラジルではなくスリランカなどに分布する
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘が白色または淡黄褐色
本種と異なり柄が基部にかけて暗色である
本種より担子胞子のサイズが小さい
Marasmius tenellulus
本種より傘のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい