(仮訳)インド、カシミール・ヒマラヤ産の頻発する日和見菌、Fusarium metavoransの新記録
Malik, MA. et al., 2022. A new record of Fusarium metavorans (Nectriaceae, Hypocreales) frequent opportunist fungus from Kashmir Himalaya, India. Asian Journal of Mycology. Available at: https://asianjournalofmycology.org/pdf/AJOM_5_2_2-1.pdf [Accessed May 30, 2023] 【R3-10650】2023/5/30投稿

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3行まとめ

インド、カシミール・ヒマラヤにおいてDigitalis purpureaの根圏土壌から分離された菌を検討し、Fusarium metavoransと同定した。
本種は段階希釈法により分離され、同定は培養性状、顕微鏡的形質のほかITS領域の塩基配列でも確かめられた。
本種はカシミール・ヒマラヤ新産種として報告され、D. purpureaの根圏土壌からの報告も初となった。

(カシミール・ヒマラヤ新産種)

Fusarium metavorans Al-Hatmi, S.A. Ahmed & de Hoog
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【よく似た種との区別】
Fusarium neerlandicum
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より大分生子が短い
本種より大分生子の幅が広い
本種より小分生子のサイズが小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される