(仮訳)インドにおけるSyncesia属地衣の新記録および追加の分類形質
Joseph, S., Sinha, GP. & Ramachandran, VS., 2013. A New Record of Syncesia (Lichenized Ascomycota) from India with Additional Taxonomic Characters. Taiwania. Available at: http://www.researchgate.net/publication/259174051_A_New_Record_of_Syncesia/file/5046352a1b54c4dbf6.pdf [Accessed June 17, 2014].
【R3-00818】2014/06/18投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

インド、タミル・ナードゥ州のニルギリにおいて、Syncesia farinaceaを採集し報告した。
本種は従来、中米・南米・カリブ海地域でのみ知られてきた種であり、インド新産種としての報告となった。
詳細な記載を行い、従来の報告で言及されてこなかった粉子器や若い子器に含まれる油球、稀な裂芽状の構造に関する情報を掲載した。

(インド新産種)

Syncesia farinacea (Fée) Tehler
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Syncesia effusa
子器の形態が類似している
本種と異なりインドでの分布が知られていない
本種と異なり地衣体の紫外線蛍光が紫色ではなく黄色
本種と異なり地衣成分としてアトラノリンを含む
Syncesia indica
インドに分布する
本種と異なり地衣体の縁部に根状菌糸束状の構造を有する(本種も時に類似の構造を有することがあるが、本種より顕著に発達する)
本種と異なり子実層がアミロイド
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Syncesia rhizomorpha
本種と異なりインドでの分布が知られていない
本種と異なり地衣体の縁部に根状菌糸束状の構造を有する(本種も時に類似の構造を有することがあるが、本種より顕著に発達する)
本種と異なり地衣体の縁部に蓚酸カルシウムの結晶を含む
本種と異なり地衣成分としてシゾペルト酸を含む