(仮訳)熱帯産食用イグチのタイ新産種Phlebopus spongiosus、およびその宿主植物なしでの子実体形成
Kumla, J., Suwannarach, N. & Lumyong, S. 2020. A New Report on Edible Tropical Bolete, Phlebopus spongiosus in Thailand and Its Fruiting Body Formation without the Need for a Host Plant. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2020.1784592 [Accessed May 20, 2021] 【R3-08429】2021/5/20投稿

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3行まとめ

タイ新産種として食用きのこのPhlebopus spongiosusを報告した。
また、本種の最適な培養条件を検討し、菌床栽培で子実体原基の形成から成熟段階まで到達させた。
本種が宿主植物を必要とせずに子実体を形成する能力を有することを初めて報告した。

(タイ新産種)

Phlebopus spongiosus Pham & Har. Takahashi
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phlebopus portentosus
様々な果樹と外生菌根を形成する
nrLSU+tef1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり胞子紋が暗褐色ではなく帯オリーブ褐色
本種と異なり子実層シスチジアを欠く
nrLSU+tef1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される