(仮訳)新種Puccinia mysuruensisによって引き起こされたワイルドコーヒー (Psychotria nervosa) の新規病害
Mahadevakumar, S. et al., 2016. A New Rust Disease on Wild Coffee (Psychotria nervosa) Caused by Puccinia mysuruensis sp. nov.. Available at: http://apsjournals.apsnet.org/doi/abs/10.1094/PDIS-07-15-0789-RE [Accessed October 23, 2016].
【R3-03410】2016/10/23投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

インド、カルナータカ州の3地域で見出されたPsychotria nervosaの新規のさび病を検討し、原因菌をPuccinia mysuruensisとして新種記載した。
本種は葉の上面に夏胞子堆、下面に冬胞子堆を形成し、冬胞子は2細胞有柄であり、接種試験では冬胞子堆しか形成されず、本種が短世代型生活環を有することが示唆された。
分子系統解析では本種は独自の系統を形成し、同じボチョウジ属植物を宿主とする種はDNAデータが得られなかったものの形態的に本種と区別された。
Mysore, Karnataka, India

(新種)

Puccinia mysuruensis Mahadevakumar, Szabo & Janardhana
語源…マイソール産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Macruropyxis fraxini
ITS2に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
ITS2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(類似度85.59%)
Puccinia bartholomaei
ITS2に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
ITS2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(類似度85.88%)
Puccinia choridis
ITS2に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
ITS2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(類似度83.78%)
Puccinia sparganioidis
ITS2に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
ITS2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(類似度87.54%)
Puccinia psychotriae
同じボチョウジ属植物を宿主とする
本種より夏胞子堆のサイズが小さい
本種より冬胞子堆のサイズが小さい
本種より冬胞子のサイズが小さい
Puccinia fallax
同じボチョウジ属植物を宿主とする
本種より夏胞子堆のサイズが小さい
本種より冬胞子堆のサイズが小さい
本種より冬胞子のサイズが小さい