(仮訳)ロシア、サハ共和国に産した岩上生の新種、Rinodina jacutica
Galanina, IA., Sheard, JW. & Konoreva, LA. 2022. A new saxicolous species, Rinodina jacutica (Physciaceae, lichenized Ascomycota) from the Republic of Sakha (Yakutia), Russia. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.564.1.10 [Accessed September 23, 2022] 【R3-09902】2022/9/23投稿

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3行まとめ

ロシア、サハ共和国で採集された岩上生地衣の一種を検討し、Rinodina jacuticaとして新種記載した。
本種はK+黄色およびP+黄色で、子嚢胞子がDirinaria型でA型の発達様式を示し、地衣成分としてアトラノリンを含むことなどで特徴づけられた。
本種はロシアから2番目に報告されたDirinaria型子嚢胞子の本属地衣であり、R. confragosaに類似していたが、形態的に異なっていた。
Russia, Republic of Sakha, Oymyakonskiy District, near Ust-Nera, right bank of Ambar-Yuryuete

(新種)

Rinodina jacutica Galanina & Konoreva
語源…ヤクーチア(サハ共和国の旧名)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Rinodina confragosa
本種と異なり地衣体が黄色を帯びた淡灰色ではなく淡灰色
本種と異なり子実上層が暗褐色ではなく赤褐色
本種と異なり子嚢胞子がDirinaria型ではなくPhyscia型である
本種と異なり子嚢胞子にトーラスを欠くのではなく有する
本種と異なり子嚢胞子に”septal swelling”を有するのではなく欠く
本種と異なり子嚢胞子に”septal disc”を有するのではなく欠く
本種より下皮層の丈が高い
本種と異なり子器の色素がarnoldiana-brownではなくleptocline-brownである