(仮訳)オーストラリアにおいてメガルカヤ属植物に生じた黒穂菌の新種Sporisorium centrale
Shivas, RS. & Vánky, K. 2002. A new smut fungus, Sporisorium centrale sp. nov., on Themeda from Australia. Fungal Diversity. Available at: https://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/FD_11_141-144.pdf [Accessed May 30, 2022] 【R3-09555】2022/5/30投稿

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3行まとめ

オーストラリアのノーザンテリトリーにおいてThemeda triandraに発生した黒穂菌の一種を検討し、Sporisorium centraleとして新種記載した。
本種は黒穂胞子の表面が微細な点状であり、SEM下では粗い疣状装飾のみが見られることなどで特徴づけられた。
一方、形態的に類似するS. punctatumはSEM下で黒穂胞子に2種類の装飾を有し、感染様式や黒穂胞子の色なども異なっていた。
Australia, Northern Territory

(新種)

Sporisorium centrale R.G. Shivas & Vánky
語源…中央(オーストラリア?)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sporisorium punctatum
胞子堆の形態が類似している
黒穂胞子の形態が類似している
本種と異なり総状花序の全ての小穂に感染するという特徴を欠く
本種と異なり黒穂胞子が帯赤褐色ではなく淡褐色
本種より”peridium”がずっと厚い
本種と異なり黒穂胞子表面が微細な点状ではなく微細な点状~小疣状
本種と異なり黒穂胞子表面がSEM下で粗い疣状装飾のみを有するのではなく、粗い疣と密で微細な疣の2種類の装飾が見られる