(仮訳)インド産のホコリタケ科菌類1新種および1新産種
Bisht, D, et al., 2006. A new species and a new record of Lycoperdaceae from India. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/273391640_A_new_species_and_a_new_record_of_Lycoperdaceae_from_India [Accessed February 27, 2020] 【R3-07086】2020/2/27投稿

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3行まとめ

インドで採集された菌を検討し、Lycoperdon ovalicaudatumとして新種記載した。
本種は子実体が小型で、担子胞子が卵形平滑で長い柄を有することなどで特徴づけられた。
また、Calvatia longicaudaをインド新産種として報告した。
India, Uttaranchal, Nainital, Sheetla

(新種)

Lycoperdon ovalicaudatum D. Bisht, J.R. Sharma & Kreisel
語源…卵形の尾の(担子胞子の形状から)
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【よく似た種との区別】
Lycoperdon mundkurii
本種より子実体のサイズが比較的大きい
本種と異なり外皮の刺が中央頂部において暗色のパッチ状をなす
本種と異なり担子胞子表面が平滑ではなく小疣状
本種より担子胞子の柄が長い
本種より弾糸の幅が広い
本種より弾糸が盛んに分枝する
Lycoperdon asperum(コツブホコリタケ)
形態的に類似している
本種と異なり無性基部が痕跡的
本種と異なり担子胞子が卵形ではなく球形~類球形

(インド新産種)

Calvatia longicauda (Henn.) Lloyd
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【よく似た種との区別】
Calvatia gardneri(コマガタホコリタケ)
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり子実体がハラタケ型
本種と異なり永存性のグレバを欠く
Calvatia craniiformis(ノウタケ)
外皮の崩壊の様式が類似している
担子胞子のサイズが類似している
担子胞子の形状が類似している
本種より弾糸の幅が広い
Calvatia candida(シラタマノウタケ)
本種と異なりグレバが粉状
本種と異なり外皮が偽柔組織からなる