2015年1月19日 （仮訳）ブラジル、中央アマゾニア地域産の腹菌類の新種および新記録 Cabral, TS. et al., 2014. A new species and new records of gasteroid fungi (Basidiomycota) from Central Amazonia, Brazil. Phytotaxa. Available at: http://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.183.4.3 [Accessed January 19, 2015]. 【R3-01478】2015/01/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ブラジル、中央アマゾニア地域で採集された菌の形態学的検討および分子系統解析を行い、Geastrum inpaenseとして新種記載した。 Mutinus fleischeriをアメリカ大陸新産種として、Phallus atrovolvatusをブラジル新産種として、それぞれ報告した。 また、Geastrum lloydianumなど4種を中央アマゾニア地域新産種として報告した。 Brazil, Amazonas, Manaus, Instituto Nacional de Pesquisas da Amazônia-Campus I （新種） Geastrum inpaense T.S. Cabral, B.D.B. Silva & I.G. Baseia 語源…国立アマゾン研究所 (IMPA) 産の 【よく似た種との区別】 Geastrum albonigrum 形態的に類似している ITS+nrLSU+atp6に基づく分子系統解析で近縁 本種と粗長毛状の菌糸体の層の毛の長さが異なる 本種と異なり孔縁盤が区切られるという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSU+atp6に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Geastrum hirsutum 子実体が材に発生する 粗長毛状の菌糸体の層を有する 孔縁盤が区切られる ITS+nrLSU+atp6に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体形成菌糸層を有する 本種と異なり根状菌糸束を欠く 本種と異なり担子胞子が長くて末端が平らな柱状ではなく小疣状の装飾に覆われる ITS+nrLSU+atp6に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Geastrum javanicum 子実体が材に発生する ITS+nrLSU+atp6に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり粗長毛状の菌糸体の層を欠く 本種と異なり菌糸体の層が剥がれる性質を有する ITS+nrLSU+atp6に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Geastrum schweinitzii 子実体が材に発生する ITS+nrLSU+atp6に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり粗長毛状の菌糸体の層を欠く ITS+nrLSU+atp6に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （南米、ブラジル新産種） Geastrum lageniforme Vittad. トガリフクロツチグリ （中央アマゾニア地域新産種） Geastrum lloydianum Vittad. （アマゾナス州新産種） Geastrum saccatum Fr. フクロツチガキ （中央アマゾニア地域新産種） Geastrum schweinitzii Vittad. （アマゾナス州新産種） Geastrum triplex Jungh. エリマキツチグリ （アメリカ大陸、南米、ブラジル新産種） Mutinus fleischeri Penz. （ブラジル新産種） Phallus atrovolvatus Kreisel & Calonge （アマゾナス州新産種） Phallus indusiatus Vent. キヌガサタケ （中央アマゾニア地域新産種） Phallus merulinus (Berk.) Cooke （中央アマゾニア地域新産種） Staheliomyces cinctus E. Fisch. （アマゾナス州新産種） Morganella fuliginea (Berk. & M.A. Curtis) Kreisel & Dring