2018年10月26日 (仮訳)ブラジルのセラードに産したウツボホコリ属1新種 Agra, LANN., Cavalcanti, LH. & Dianese, JC. 2018. A new species of Arcyria from the Brazilian Cerrado. Phytotaxa. Available at: https://doi.org/10.11646/phytotaxa.344.3.8 [Accessed October 25, 2018] 【R3-05615】2018/10/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、マットグロッソ州のセラードで採集された変形菌の一種を検討し、Arcyria cerradensisとして新種記載した。 本種は炭化した植物の幹に発生しており、子実体が鮮黄色で、細毛体に輪状装飾を有することなどで特徴づけられた。 本新種を含む黄色のウツボホコリ属変形菌の検索表を掲載した。 Brazil, Mato Grosso, Vila Bela da Santíssima Trindade, Gallery Forest at Parque Estadual da Serra do Ricardo Franco, Fazenda Pelicano (新種) Arcyria cerradensis Agra, L. H. Cavalcanti & Dianese 語源…セラード産の 【よく似た種との区別】 Arcyria afroalpina(ヒメウツボホコリ) 形態的に類似している 細毛体が杯状体にしっかりと付着する 本種と異なり子実体が鮮黄色でない 本種より胞子のサイズが大きい 本種と異なり胞子表面の装飾が不均一に分布する疣状または小刺状 本種と異なり細毛体表面が疣状または小刺状 Arcyria cinerea(シロウツボホコリ) 形態的に類似することがある(この種の子実体が小型で帯黄色の場合) 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体が鮮黄色でない 本種と異なり杯状体の内面が不規則な疣状ではなく平滑 本種と異なり細毛体の幅が一定という特徴を欠く 本種と異なり細毛体表面の装飾が輪状または半分の輪状ではなく上部は小刺状または歯車状、下部は平滑または微かに小刺状 本種と異なり個々の変形膜を有するという特徴を欠く Arcyria galericulata 子実体のサイズが類似している 子実体の形状が類似している 胞子のサイズが類似している 胞子表面の装飾が類似している 本種と異なり子実体が鮮黄色ではなく黄褐色~”snuff brown” 本種と異なり杯状体内面に窪みを有する 本種と異なり子嚢頂部に”peridial mark”を有するという特徴を欠く 本種より細毛体の幅が広い Arcyria globosa(シラタマウツボホコリ) 子実体が黄色を帯びる 本種と異なり子嚢が球形 本種と異なり杯状体が子嚢の約半分を占める 本種と異なり細毛体に膨大部を有する 本種と異なり細毛体表面が疣状