(仮訳)オランダで淡水から分離されたBloxamia属菌の新種
Spooren, M., 2014. A new species of Bloxamia from freshwater in the Netherlands. Available at: http://www.mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_5_2_8.pdf [Accessed April 16, 2014].
【R3-00613】2014/04/16投稿

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3行まとめ

オランダで沈んだカヤツリグサ科植物の茎から見出された水生菌を、Bloxamia hesteraeとして新種記載した。
本種は黒色のスポロドキアを形成し、分生子形成細胞にカラレットを持ち、分生子が長楕円形~棍棒形であることなどで特徴づけられた。
本新種とBloxamia属の他の種との比較を行った。
Netherlands, Acht, Eindhoven

(新種)

Bloxamia hesterae M Spooren
語源…著者の友人、Hesterに献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Bloxamia sanctae-insulae
スポロドキアを形成する
分生子形成細胞が分枝しない
分生子形成細胞が瓶形
分生子形成細胞に幅広の円筒形のカラレットを持つ
分生子が無色
本種と異なりカヤツリグサ科植物の茎ではなく樹木の材または樹皮に発生する
本種よりスポロドキアのサイズが大きい
本種と異なりスポロドキアが黒色ではなく褐色~黒色
本種ほど分生子柄が膨大しない
本種と異なり分生子柄が頂部に向かって先細りになる
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が黒色ではなく淡褐色
本種より分生子形成細胞のカラレットのサイズが小さい
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が長楕円形~棍棒形ではなく球形またはごく小さなへそを持つ
本種と異なり分生子が単生せず鎖生する
Bloxamia nilagirica
分生子が無色
分生子に粘性を持つ
本種と異なりスポロドキアを形成しない
本種と異なりシンネマを形成する
本種より分生子が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が長楕円形~棍棒形ではなく長方形
本種と異なり分生子が単生せず鎖生する
Bloxamia foliicola
分生子形成細胞が円筒形
分生子が無色
本種と異なりスポロドキアを形成しない
本種と異なりシンネマを形成する
本種より分生子形成細胞のサイズが大きい
本種と異なり分生子形成細胞が黒色ではなく褐色
本種と異なり分生子形成細胞が分枝する
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が長楕円形~棍棒形ではなくほぼ正方形
本種と異なり分生子の両端が截断状
本種と異なり分生子に粘性を持たず乾性
本種と異なり分生子が単生せず鎖生する
Bloxamia cremea
スポロドキアを形成する
分生子が無色
分生子に粘性を持つ
本種よりスポロドキアのサイズが大きい
本種と異なりスポロドキアが黒色ではなく白色~クリーム色
本種より分生子形成細胞が長い
本種と異なり分生子形成細胞が黒色ではなく暗褐色
本種と異なり分生子形成細胞が分枝する
本種と異なり分生子形成細胞が瓶形ではなく円筒形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が長楕円形~棍棒形ではなく円筒形
本種と異なり分生子が単生せず長く鎖生する
Bloxamia truncata
スポロドキアを形成する
スポロドキアが黒色
分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる
本種よりスポロドキアのサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が瓶形ではなく円筒形~類円筒形
本種と異なり分生子形成細胞が黒色ではなく淡褐色
本種と異なり分生子形成細胞にカラレットを持たない
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が無色ではなく無色~半透明
本種と異なり分生子が長楕円形~棍棒形ではなく長楕円形~短円筒形
本種と異なり分生子の基部が截断状になることがある
本種と異なり分生子が単生せず鎖生することがある
Bloxamia bohemica
スポロドキアを形成する
分生子形成細胞が分枝しない
分生子形成細胞が瓶形
分生子形成細胞に幅広の円筒形のカラレットを持つ
分生子が無色
本種よりスポロドキアのサイズが大きい
本種と異なりスポロドキアが黒色ではなく琥珀色で湿時帯緑色
本種より分生子形成細胞の幅が狭い
本種と異なり分生子形成細胞が黒色ではなく淡褐色
本種より分生子形成細胞のカラレットの幅が狭い
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が長楕円形~棍棒形ではなく円筒形
本種と異なり分生子が単生せず鎖生する