2016年1月29日 (仮訳)インド産のミヤマトンビマイ属新種 Kanad, DAS., Parihar, A. & Hembrom, ME. 2015. A new species of Bondarzewia from India. Turkish Journal of Botany. … Available at: http://dergipark.ulakbim.gov.tr/tbtkbotany/article/view/5000106275/0 [Accessed January 28, 2016]. 【R3-02605】2016/01/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドのシッキム州北部でトウヒ属樹木の切り株に発生した菌を検討し、Bondarzewia zonataとして新種記載した。 本種は傘に顕著な環紋があり、担子胞子が小型で狭い隆起状装飾を有し、シスチジオールを欠くことなどで特徴づけられた。 また、ミヤマトンビマイ属の予備的な検索表を掲載した。 India, North Sikkim, Dombang (新種) Bondarzewia zonata K. Das, A. Parihar & Hembrom 語源…環紋の(傘表面の模様から) 【よく似た種との区別】 Bondarzewia podocarpi 同じアジアに分布する 子実体が無柄 傘のサイズの範囲が重なる 管孔の長さの範囲が重なる 孔口のサイズの範囲が重なる 菌核を欠く 担子器のサイズの範囲が重なる 本種と異なりインドではなく中国などに分布する 本種と異なり亜高山帯ではなく熱帯に分布する 本種と異なりトウヒ属ではなくマキ属植物を宿主とする 本種と異なり子実体が常に重生し、単生することがないのではなく単生~重生 本種と異なり傘に環紋を欠く 本種と異なり傘の縁部が同色ではなく新鮮時白色で乾燥時帯黄褐色 本種と異なり子実層面が帯黄白色ではなく新鮮時クリーム色で乾燥すると帯黄褐色 本種と異なり孔口が円形~不規則形で基部が襞状なのではなく円形~多角形 本種より肉が比較的厚い 本種と異なり肉が帯白クリーム色ではなく淡黄褐色 本種より担子器が短い 本種と異なり担子器が類棍棒形~棍棒形ではなく棍棒形 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく類球形~広楕円形 本種と異なり担子胞子が強い刺状 本種と異なりシスチジオールを有する Bondarzewia mesenterica(ミヤマトンビマイ) 傘のサイズの範囲が重なる 傘の縁部が同色 管孔の長さの範囲が重なる 孔口のサイズの範囲が重なる 担子胞子が球形~類球形 シスチジオールを欠く 本種と異なりインドの亜高山帯ではなく北半球温帯に分布する 本種と異なりトウヒ属ではなくマツ属植物を宿主とする 本種と異なり傘に環紋を欠く 本種と異なり子実層面が帯黄白色ではなくクリーム色 本種と異なり孔口が円形~不規則形で基部が襞状なのではなく多角形 本種と異なり柄を欠くのではなく側生し分枝する柄を有する 本種より肉が厚い 本種と異なり菌核を有する 本種より担子器のサイズが大きい 本種と異なり担子器が類棍棒形~棍棒形ではなく広棍棒形 本種より担子胞子のサイズが大きい Bondarzewia berkeleyi(オオミヤマトンビマイ) 子実体が重生する 傘の縁部が同色 管孔の長さの範囲が重なる 孔口が円形~多角形 担子胞子が球形~類球形 シスチジオールを欠く 本種と異なりインドの亜高山帯ではなく北半球温帯に分布する 本種と異なりトウヒ属ではなくコナラ属などのブナ科植物を宿主とする 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘に環紋を有するのではなく不明瞭な環紋を有する 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり孔口が帯黄白色ではなく黄褐色 本種と異なり柄を欠くのではなく側生し分枝する柄を有する 本種より肉が厚い 本種と異なり菌核を有する 本種より担子器のサイズが大きい 本種と異なり担子器が類棍棒形~棍棒形ではなく棍棒形 本種より担子胞子のサイズが大きい