(仮訳)ベネズエラのエルアビラ国立公園で見出されたコケイロサラタケ属の新種
Iturriaga, T. & Mardones, M., 2013, A new species of Chlorencoelia from Parque Nacional El Avila, Venezuela. Mycosystema. Available at: http://journals.im.ac.cn/JWXTCN/ch/reader/create_pdf.aspx?file_no=13030457 [Accessed March 4, 2014].
【R3-00461】2014/03/04投稿

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3行まとめ

ベネズエラ北部のエルアビラ国立公園で採集されたコケイロサラタケ属菌を、Chlorencoelia ripakorfiiとして新種記載した。
本種は従来、原住民の言葉で“Waraira-Repano”と呼ばれていた。
本種は子嚢胞子と子嚢が小型で、子嚢胞子が楕円形~S字形、帯緑褐色のゼラチン化した層を持つことなどで特徴づけられた。
Venezuela, Distrito Capital, El Avila National Park, cloud forest close to Humboldt Peak

(新種)

Chlorencoelia ripakorfii Iturr. & Mardones
語源…盤菌類の研究者で、筆頭著者の博士論文の主査、Richard Paul Korfに献名(彼の米寿の記念でもある)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chlorencoelia versiformis
托髄層が無色
子嚢盤の毛被が繊維状
本種と異なり子嚢盤に緑色の色素粒を含む
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子がソーセージ形・S字形・洋梨形ではない
本種より子嚢盤の毛被の菌糸が短い
本種より子嚢盤の毛被の菌糸の幅が広い
本種と異なり帯緑褐色のゼラチン質の層を欠く
Chlorencoelia indica
本種と異なり子嚢胞子がソーセージ形・S字形・洋梨形ではない
本種と異なり子嚢胞子に1-2油滴ではなく2つの大きな油滴を含む
本種と異なり子嚢盤の毛被が繊維状ではなく類球形・棍棒形・多角形など
Chlorencoelia torta
本種と異なり子嚢胞子がソーセージ形・S字形・洋梨形ではない
本種と異なり子嚢胞子に油滴を含まない
本種と異なり子嚢盤の毛被が繊維状ではなく類球形・棍棒形・多角形など