(仮訳)形態および分子データに基づく中国産のClavariadelphus属1新種
Xia, L. & Fan, L. 2020. A new species of Clavariadelphus (Basidiomycota: Clavariadelphaceae) from China based on morphological and molecular data. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.447.1.6 [Accessed March 14, 2021] 【R3-08228】2021/3/14投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国山西省の森林で採集された菌を検討し、Clavariadelphus griseoclavusとして新種記載した。
本種は子実体が本属菌としては稀な帯灰色~灰色であることなどで特徴づけられた。
本種はITS領域に基づく分子系統解析でC. occidentalisと姉妹群を形成したが、同種とは子実体の色や担子胞子の形態が異なっていた。
中国山西省厖泉溝国家森林公園

(新種)

Clavariadelphus griseoclavus L. Fan & L. Xia
語源…灰色の棍棒形の(子実体の色と形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Clavariadelphus occidentalis
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなく米国などに分布する
本種と異なり子実体が帯灰色~灰色ではなく帯灰橙色
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が狭楕円形~楕円形ではなく卵形~扁桃形、広楕円形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される