(仮訳)Cosmospora属1新種およびC. lavitskiaeの有性世代の初報告
Zeng, Z-Q. & Zhuang, W-Y. 2016. A new species of Cosmospora and the first record of sexual state of C. lavitskiae. Mycological Progress. Available at: https://www.infona.pl/resource/bwmeta1.element.springer-doi-10_1007-S11557-016-1201-0 [Accessed March 4, 2020] 【R3-07107】2020/3/5投稿

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3行まとめ

中国黒竜江省においてカワウソタケ属の子実体に生じた菌を検討し、Cosmospora inonoticolaとして新種記載した。
本種は子嚢殻が類球形~洋梨形、子嚢が棍棒形で(3–)6(−8)胞子性、子嚢胞子が淡褐色楕円形~広楕円形で微細な疣を有することなどで特徴づけられた。
また、クロサイワイタケ科の菌に生じたC. lavitskiaeの有性世代を初めて報告した。
中国黒竜江省凉水

(新種)

Cosmospora inonoticola Z.Q. Zeng & W.Y. Zhuang
語源…カワウソタケ属に生息する
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【よく似た種との区別】
Cosmospora coccinea
同じカワウソタケ属菌を宿主とする
ITS+rpb1+tubに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアジアではなくヨーロッパに分布する
本種より子嚢殻の殻壁が薄い
本種より子嚢が長い
本種より子嚢の幅が狭い
本種と異なり子嚢が(3–)6(−8)胞子性ではなく8胞子性
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なりアジアではなくヨーロッパに分布する
ITS+rpb1+tubに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cosmospora cymosa
同じカワウソタケ属菌を宿主とする
ITS+rpb1+tubに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり有性世代が知られていない
本種よりフィアライドが長い
本種より分生子が長い
ITS+rpb1+tubに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Cosmospora lavitskiae (Zhdanova) Gräfenhan & Seifert
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