2018年3月27日 （仮訳）Anteaglonium属1新種およびその無性世代 Jayasiri, SC. et al., 2016. A new species of genus Anteaglonium (Anteagloniaceae, Pleosporales) with its asexual morph. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.263.3.4 [Accessed March 27, 2018]. 【R3-04977】2018/3/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ タイ、チエンラーイ県において枯れ枝に生じた菌を検討し、Anteaglonium thailandicumとして新種記載した。 本種は子宮形子嚢殻が類球形～長楕円形平滑で、子実体形成菌糸層およびKOH溶解性の色素を欠くことなどで特徴づけられた。 また、本新種とともにA. parvulumの無性世代を記載したが、これはAnteaglonium属菌の無性世代の初報告となった。 Thailand, Chiang Rai, Doi Pui （新種） Anteaglonium thailandicum Jayasiri & K.D. Hyde 語源…タイの 【よく似た種との区別】 Anteaglonium globosum 基質を暗色化する性質を有する 子嚢胞子のサイズが類似している 子嚢胞子の形状が類似している nrLSU+nrSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子宮形子嚢殻が類球形～長楕円形直線状ではなく球形 本種と異なり子宮形子嚢殻表面が平滑または僅かに条線状ではなく粗面 本種と異なり子宮形子嚢殻表面の溝が顕著でない 本種と異なり子実体形成菌糸層を有する 本種と異なり子宮形子嚢殻の殻壁が不規則でない 本種と異なりKOH溶解性の緑色色素を産生する nrLSU+nrSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Anteaglonium parvulum タイに分布する nrLSU+nrSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 nrLSU+nrSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （その他掲載種） Anteaglonium parvulum (W.R. Gerard) Mugambi & Huhndorf 【よく似た種との区別】 Anteaglonium thailandicum タイに分布する nrLSU+nrSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 nrLSU+nrSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される