(仮訳)コロンビアのアマゾンに産したGloeocantharellus属1新種
Vasco-P, AM. & Franco-Molano, AE. 2005. A new species of Gloeocantharellus (Fungi-Basidiomycetes) from Colombian Amazonia. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/91/91-87.html [Accessed December 27, 2020] 【R3-07998】2020/12/27投稿

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3行まとめ

コロンビアのアマゾンの熱帯雨林で採集された菌を検討し、Gloeocantharellus uitotanusとして新種記載した。
本種は傘が明るい桃赤色~帯赤褐色で平滑および小区画状、担子胞子が扁桃形~楕円形で小皺状であることなどで特徴づけられた。
本種は近縁種とは担子器のサイズ、傘表皮および柄表皮がKOH陰性であることなどが異なっていた。
Colombia, Dpto Amazonas, Los Monos, at the south side of the Caquetá river

(新種)

Gloeocantharellus uitotanus Vasco-Pal. & Franco-Mol.
語源…ウィトト(族)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gloeocantharellus okapaensis
本種と異なりコロンビアではなくニューギニアおよびソロモン諸島などに分布する
本種より担子器のサイズが大きい
本種と異なり傘表皮が粘質平行菌糸被ではなく直立菌糸被
本種と異なり傘表皮がKOH陰性ではなくKOHで帯赤色を呈する
本種と異なり柄表皮がKOH陰性ではなくKOHで帯赤色を呈する
Gloeocantharellus corneri
南米に分布する
本種と異なりコロンビアではなく仏領ギアナおよびブラジルなどに分布する
本種と異なり傘が鈍色
本種より担子器のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なりグレオシスチジアがKOHで帯赤褐色を呈する
本種と異なり傘表皮がKOH陰性ではなくKOHで帯赤褐色を呈する
本種と異なり柄表皮がKOH陰性ではなくKOHで帯赤褐色を呈する
Gloeocantharellus purpurascens
南米に分布する
本種と異なりコロンビアではなく仏領ギアナなどに分布する
本種より担子器のサイズが大きい
本種と異なり傘シスチジアに2型を有する
Gloeocantharellus echinosporus
本種と異なりコロンビアではなくマレーシア、インドネシア、ソロモン諸島、メラネシアなどに分布する
本種と異なり担子胞子表面が小刺状
本種と異なりグレオシスチジアがKOHで帯赤色を呈する
本種と異なり傘表皮がKOH陰性ではなくKOHで帯赤色を呈する
本種と異なり柄表皮がKOH陰性ではなくKOHで帯赤色を呈する
Gloeocantharellus lateritius
本種と異なりコロンビアではなくスリランカに分布する
本種と異なり傘表面が微細なフェルト状
本種と異なりグレオシスチジアがKOHで帯赤色を呈する
本種と異なり傘表皮がKOH陰性ではなくKOHで帯赤色を呈する
本種と異なり柄表皮がKOH陰性ではなくKOHで帯赤色を呈する