(仮訳)中国産のHaploporus属1新種
Li, J., Dai, Y-C. & Yuan, H-S. 2007. A new species of Haploporus (Basidiomycotina) from China. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/99/99-181.html [Accessed November 29, 2022] 【R3-10104】2022/11/29投稿

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3行まとめ

中国河南省でマツの枝に生じた菌を検討し、Haploporus latisporusとして新種記載した。
本種は針葉樹から報告された初の本属菌であり、子実体が小型で薄い灰着生であり、担子胞子の幅が広く、顕著な厚壁で、2-3菌糸型であることなどで特徴づけられた。
Haploporus属の検索表を掲載した。
中国河南省信陽市鶏公山

(新種)

Haploporus latisporus Juan Li & Y.C. Dai
語源…幅広い胞子の(担子胞子のサイズから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Haploporus thindii
中国に分布する
孔口のサイズが類似している
本種と異なりマツ属ではなくスイカズラ属、カエデ属樹木などに生じる
本種より担子胞子の幅が顕著に狭い
Haploporus papyraceus
中国に分布する
孔口のサイズが類似している
本種と異なり台湾、米国における分布が知られている
本種と異なりマツ属樹木ではなく被子植物に生じる
本種より担子胞子の幅が顕著に狭い
Haploporus tuberculosus
孔口のサイズが類似している
本種と異なり中国ではなくオーストリア、スウェーデンなどに分布する
本種と異なりマツ属ではなくコナラ属樹木などに生じる
本種より担子胞子の幅が顕著に狭い